美容師のキャリア別年収

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まずは、キャリアごとにどのくらい年収の違いがあるのかを紹介します!

アシスタントの場合

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アシスタントの平均年収は約200万円弱とやや低めです。月給だと関東地域においては約16万円〜18万円です。アシスタントはまだ見習いの期間であり、この時は基本的な接客やシャンプー、ブローの技術を習得してレベルアップを目指します。また、道具や練習用のウィッグもこの収入の中から賄う必要があるので、貯金をするほどの余裕はないかもしれないです。

スタイリストの場合

スタイリストの平均年収は約350万円です。月給だと約25万円くらいになります。ただ、スタイリストの中にもランク付をする場合が多く、アシスタントから上がったばかりだとJr.スタイリストにランク付けされ、アシスタントの時から少し給料が増えるくらいです。トップスタイリストとなり、指名などが増えていくと年収が500万円を超える場合もあります。

店長・オーナーの場合

店長(オーナー)の年収は年間売り上げの10%〜20%と言われており、平均では年収400万円〜500万円と言われています。そのため、規模を拡大して多くのスタッフを雇えるようになると年収も増えるでしょう。ただし、店長やオーナーは技術だけでなく経営の素質も必要で、それによって年収も変わっていきそうです。

店長(オーナー)になれば年収が必ず上がるわけではない!

年収を増やすためにオーナーを目指す方は多いと思いますが、必ずしも年収が増えるとは限らないのです!独立する場合は自分で営業時間やサービス、価格などを自由に決められ、少人数の美容室であれば開業のハードルはそこまで高くありません。しかし、美容室は年々増加傾向にあり、競争が激しくなっています。また社会情勢に大きく左右され、景気が悪くなると客単価の低下や来店頻度が低下して経営も苦しくなります。常に予約で埋まっているくらい軌道に乗せることができると、大きな収入が見込めるでしょう!

店長(オーナー)になるメリットとデメリットを確認

まず店長になるメリットとしては、収入面で大きな変化があることです。経営をする立場になるので、お店が軌道に乗ると自分の収入UPも見込めます。また、スタッフからの信頼が厚くなる可能性もあるので、自信にもつながります!
しかし、デメリットもあります。まず大きな責任を背負っていることです。お店で起きるトラブルやお店の売り上げを管理する責任はすべて店長にあります。そのため、他のスタッフと比べて大きなプレッシャーや緊張感を持ちながら日々の仕事を行う必要があります。またお客様だけでなく、お店のスタッフ同志の関係を友好にするために、常に気を配りながらさまざまな業務を円滑に進める必要があるでしょう。

店長(オーナー)の業務内容

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では、店長(オーナー)になるとどのような仕事を行うのでしょうか?いくつかご紹介します!

店舗・経営管理

多くのお店では店長に店舗・経営管理を任せます。そのため、店長は売り上げの状況を常に管理し、売り上げが好ましくない場合はメニュー改善や集客方法の変更など、様々な施策を打つ必要があります。特にコロナの影響で売り上げが減少しているお店などは、固定費を削減する施策も検討していくべきでしょう。

人材管理

店長はスタッフにも目を配る必要があります。スケジュール管理や新人スタッフ育成などのサポート面は特に重要になります。また、美容師は離職率も高いので、スタッフのモチベーションを保つ仕事もあります。店長は積極的に働きやすい環境づくりに励み、スタッフに長く働いてもらえるように心がけましょう!

顧客管理

いくら職場の環境を整えてもお客様に来てもらわなければ経営は成り立ちません。店長は新規顧客の獲得やリピートしてもらえるように気を配る必要があります。特に、ターゲットとコンセプトを明確にすると良いでしょう。それらが明確になると広告や宣伝にも効果的ですし、お客様に合ったサービス提供が可能になるのでリピート率も増えていくでしょう!

いかがでしたか?店長になりたいと思っている人にとって、一番気になっている部分が給料の部分だと思います。もちろん、店長になることで給料が上がる可能性は大きいです!しかし、店長になることで大きな責任も背負うことになるので、決して良い面ばかりではありません。そのため、店長として働いている姿をイメージできていると、いざ店長になった時もギャップを感じずに働けるでしょう。この記事で店長になるイメージをしてもらいたいです!