AVEDAカラーで作る『ピンク鉄板レシピ!』
四方田
今回のインスタライブは、失敗しない! AVEDAカラーで作る『ピンク鉄板レシピ!』
春先取りピンクカラーをモデル施術でご紹介させていただきます。
講師を務めていただきますのは、PEEK-A-BOO AVEDA アトレ恵比寿の渡邉 真理(わたなべ まり)さんです。
PEEK-A-BOO さんといえば「カット」のイメージですが、渡邉さんはカラー・メイク・スパでもめちゃくちゃ有名なんです!
先日は表参道コレクションにも出演されました。
もう本当に女性が知りたいことを全部知ってるのは渡邉さんです!
是非Instagramをチェックしてみてください!
渡邉さん
今日はAVEDAカラーの魅力と、「春先取りのおすすめ鉄板レシピ」をぜひ伝えられたらなと思っております!
よろしくお願いします!
塗布前の大事なポイント
渡邉さん
今日のモデルさんは、事前にブリーチで仕込みをしてあります。
まず私がカラーする時は、滲みないっていうモデルさんでも絶対に顔まわりにクリームやオイルを塗ります。
後々になって滲みたら嫌だなっていうのと、自分が結構、敏感肌なので。
四方田
丁寧で嬉しい。
渡邉さん
AVEDAカラー自体も93%以上の自然由来成分でできています。
優しくて香りもいいですし、滲みないっていう声もよく聞きます。
「AVEDA」って、ヘアケア製品とかエステのイメージあると思うんですけど、カラー剤もすごく魅力あるんですよ。
四方田
しかも仕上がりのダメージも少なく、パフォーマンスがいいっていうのを聞いて、私も気になっております!
渡邉さん
そうなんです。
では頭皮にオイルも塗りますね。
やっぱり気持ちよく施術したいですし、軽くマッサージもしてリラックスしてもらえるよう準備をしていきます。
次に、「ボタニカルリペア」っていう前処理剤です。
髪の中のキューティクルの穴を埋めてくれるので、色ムラが出にくくなるんですよね。
※前処理剤「ボタニカルリペア」についてご興味をお持ちの方は、アヴェダサービス株式会社へお問い合わせください。
今回のAVEDAカラーレシピ
【レシピ】10(14N:ブライトベース:クリアベース=1:1:1)+1(ライトR/V)+0.5(ライトB/B) 3% 2倍
――AVEDAカラーのピンクは残留しますか?
多少残留しても、次に乗せる色で気にならなくなるので調整しやすいですよ。
――ハイトーンの時はドライ塗布ですか?
しっかり薄まらずに染まるので、ドライ塗布が多いです。
でも先ほどの前処理剤で多少ウエットにはなるので、それによって色ムラが出にくい感じですね。
ブリーチオンカラーの施術の際、ブリーチを流した後に8割ぐらい乾かしてから前処理をすると調子がいいです。
――「ビビットピンク」にするにはどんなレシピがおすすめですか?
ブリーチオンカラーの場合でお話させてもらうと、「ブライトベース」っていう8レベルくらいのアルカリ度数で、茶色味が入っていないカラー剤があるんです。
ブライトベースと色味のカラー剤を2:1くらいでいれると、いいビビットピンクになりますよ。
お客様思いかつ施術クオリティの高い塗り方
渡邉さん
塗布は絶対に初めから頭皮にベタには塗らないっていうのがこだわりですね。
そしてあとでクロスチェックをしたいので、縦塗りです。
あとは顔周りってやっぱ色が入りやすいから、一番最後に塗りたいんですよ。
だから、こうして後ろから塗っていきます。
14Nだけの方がやっぱ綺麗な色は出るんですけど、アルカリ度数が強いから地肌にしみやすいですよね。
だからクリアとブライトベースを入れてアルカリ度を薄めて、地肌にも優しいし色も飛びすぎないことを考えた選定にしています。
色が少し変わってきましたね。
これで「やばい染まってきた」ってなって「もう流さないと!」って思う人は多いんですけど、意外と全然入ってないんで、塗布量もしっかりめに塗っていきます。
あとクリア剤を入れる理由として、塗布の際に髪がモチモチなるんですよ。
粘度ががちょっと硬めになるので、髪にしっかり付着してくれるんですよね。
四方田
なんか塗りやすそうな感じがしますね。
渡邉さん
そうですね。
粘度も発色もいいとこ取りのレシピなんです!
AVEDAカラーの特徴とは
四方田
AVEDAカラーの特徴を、渡邉さん視点で教えていただきたいです!
渡邉さん
AVEDAカラーは、明るさのレベルと色味が別々になってるんですよ。
(チャート画像)
だから何通りでも混ぜられるっていうのは、美容師側として私は楽しいです。
毎回自分でオリジナルカラーが作れる感じで、絵の具みたいに楽しみながら配合していますね。
明るさのベースにはアッシュ味のあるブラウンが入ってるので、赤味が消えやすいんですよ。
もしもアッシュが必要ないんだったら、14Nとかクリアとかブライトベースと混ぜるといい感じになります。
いい感じに発色してきました。
今回のレシピは、紫すぎないピンクにちょっとブルーが入ってる感じです。
じゃあ毛先まで塗っていきますね。
毛先は指で毛束を広げながらしっかり塗布していきます。
四方田
いい匂いもしますね。
渡邉さん
ラベンダーのアロマが入ってるんですよ。
オイルも入っていて仕上がりもツヤツヤです。
お顔周りはペーパーと襟足にコットンを置いて、これで15分置いていきますね。
※カラー剤フルスペクトラムディープついてご興味をお持ちの方は、アヴェダサービス株式会社へお問い合わせください。
――ブリーチ後の髪にオレンジ味が残ってる場合に綺麗にピンクを入れるコツは?
これは完全に、14Nとブライトベースの1:1ですね。
14Nのアルカリでオレンジ味を飛ばしながら、ブライトベースでアルカリ度は下げるっていうレシピです。
どのぐらいのピンクにするかにもよるんですけど、10対1以上はピンクを入れた方がいい気がします。
ペールトーンの場合は、10:0.5がおすすめですね。
その時もちゃんと20分置かないと、まだオレンジ味が残ったりするんですよ。
色がこんなに発色してきても大丈夫なので、しっかり置いてくださいね。
渡邉さんの「春おすすめの鉄板レシピ」
四方田
では放置の間に渡邉さんの「春おすすめの鉄板レシピ」を解説していただきましょう!
渡邉さん
はい!
こちらのウィッグのカラーテーマが、『桜パールカラー』です。
ベースは、ブリーチを2回して18~19トーンくらいまで抜きました。
配合は、14N+クリア+ ライトRV= 5:5:0.5 ですね。
ペールトーンが綺麗な、めっちゃおすすめレシピです!
私のカウンセリングのポイントは、春だから春っぽいネーミングを付ける、なんですよ。
このウィッグだと桜でパールっぽいんで、「桜パール色」にしませんか?と言うと、なんですかそれ!みたいになるんです。
四方田
楽しいいですね!
例えば、お客様のピンクと自分が思ってるピンクのギャップを埋めるために、どういう工夫をされてるんですか?
渡邉さん
アンミカさんみたいなこというと(笑)
ピンクも何色もあるじゃないですか。
ネットの画像なんですけど、これ全部ピンクですよね。
「どのピンクにするか」っていうのを、自分とお客様の頭の中の色を合致させた方がいいなって思ってます。
ネイルとか服とか、そこら中にあるピンクを見せて、イメージを合致させていますね。
失敗しないピンクレシピのコツ
次はこちらのウィッグですね。
これはRVと、オレンジを混ぜてます。
ブリーチベースは16~17レベルくらいしか抜いていなくて、 配合は先程と同じ要領で、14N+クリア+(ライトR/V+ライトO/Y)= 5:5:1:0.5 です。
ちょっとブラウン味のある、でもコーラルまではいきすぎない『カシスピンク』ですね。
他にもかわいいレシピがあって、ブライトベースと、RVとY/Oを0.3とか本当にちょっとだけ入れるのが可愛いんです。
太陽の下だとこのぐらいオレンジになるんですよ。
【レシピ】12N:BB+LR/V+LO/Y
10(2:1)+1+0.3
四方田
へえ〜!可愛い。
あ、これも可愛い!
【レシピ】 12N:BB+LR/V+LY/O
10(1:1)+1.5+1.5
渡邉さん
これ私なんですけど、染めたてと3週間後があるんです。
こんなぐらい色が落ちるんですよ。
なのでお客様とは、いつぐらいのこの色になりたいかっていうのを計算して、濃さを選んだ方がいいかなと思います。
それにこれ失敗例として見せたかったんですけど、毛先に色が入らなかったんですよ。
12トーンとブライトベースでやったから、入らなかったんですね。
だからダメージしていて色入らなそうだなと思ったときには、「クリア」を絶対入れてほしいです。
失敗しないピンクレシピのコツは「クリア」です。
暖色系と寒色系の似合わせの考え方
渡邉さん
これは作ってきたんですけど、左側がR/Vに対してO/YかY/Oかどっちか、右側が寒色系を混ぜた毛束の一覧なんです。
赤系似合うかな?くすまないかな?とかこれをお客様に当てて見るんです。
自分の中で「この人は赤がいいな」と思っても、これを当てて見たら何か違うかもって思ったりもするので。
それにこれはAVEDAのカラーチャートなんですけど、ピンクにする予定の場合、1回ちょっと失礼しますってピンクを当てさせてもらったりします。
ちょっと顔色くすみますねって感じだったら、B/Vはどうかな?って見てみて肌なじみがよかったら、ピンクとB/Vを混ぜたりしますね。
こういう風にお客さんと一緒に考えていくやり方だと、次回提案にも繋がるしカウンセリングのわくわく感もあって、一緒に考えるのもいいのかなと思います。
ーー今回のモデルさんのベースはブリーチ何回ですか?
ブリーチは根本を1回で30分です。
毛先はもう既にブリーチしてたんですけど、前回グレー入れてたので、根元を塗った後にちょっとだけ伸ばしました。
残留を取るために14Nとブリーチを10%入れて5分ぐらいで色を飛ばしています。
シャンプーでのこだわりポイント
いい感じになってきてますね。
これめっちゃ濃いと思うじゃないですか。
ピンク系のあるあるとして、流すとちょっと色が飛んじゃうから、求めている色よりもちょっと濃いかなぐらいで大丈夫だと思います。
シャンプーしますね。
首元にはホットタオルを敷いてます。
顔まわりから乳化していって、37度くらいのぬるめの温度で流します。
炭酸を使うと、毛髪のpHがアルカリから酸性に移行しやすくなるのでおすすめですね。
色を保つために美容師側からできるアプローチとしては、最初の乳化することや炭酸水を使うっていうこと、カラーケアのシャンプーを使うことですね。
お客様にも、カラーケアのシャンプーで洗った方が色持ちがいいっていうのをちゃんと伝えて、使っていただくようにしています。
カラー コントロール シャンプー
ココナッツとヤシ由来の洗浄成分* 配合で、カラーした髪を保護し、髪色の美しさをキープしながら穏やかに洗い上げる、新テクノロジー搭載のカラーヘア用デイリーシャンプー。
200ml 税込 ¥4,180
ドライと仕上げ
四方田
ドライ前がこちらですね!
めっちゃ可愛い〜!モデルさんめっちゃ似合いますね!
渡邉さん
今日は青味を入れてるのでちょっとラベンダー味もあって可愛いですよね。
カラーの色持ちがよくなるトリートメントを付けます。
さっきのシャンプーと同じで金木犀の香りで、良いですよね。
AVEDAは自然のものだから、いろんな香りが混ざっても気持ち悪くならないんです。
そして「ライトエレメンツ」っていう、このオイルが最近私の推しですね。
これめっちゃ軽いんですけど、すごいツヤが出るんですよ!
3プッシュ。
カラー コントロール リーブイン トリートメント ライト
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150 ml 税込 ¥4,730
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そして、ブリーチ毛の方には粗めのブラシを通したいんです。
その理由はキューティクルが整うから。
サラサラになるんですよ。
四方田
確かにツヤ感がでますね〜!
渡邉さん
アイロンは150度です。
色が飛ばないコツは、さっきのカラーコントロール付けるのと、アイロンを150度以下にすることですね。
さっきの桜パール色と比べてみると、桜パール色はR/Vだけなんですけど、モデルさんは青みが入ってるのでちょっとクールな印象ですね。
素敵すぎる仕上がりはこちら!
四方田
完成しましたね〜!
綺麗!
渡邉さん
可愛いですよね。
ライトエレメンツのオイルつけたんですけど、そんなに付けた感もなくて自然なツヤって感じ。
あまりベタつきたくなくて最後につけるオイルだったらこれが本当に使いやすいかなと思います。
四方田
AVEDAカラー良いですね!
渡邉さん
面白いですよ!
もっと何かいろんな方におしゃれカラーとして使ってほしいなと思います。
しかもヴィーガン(※)だし、自然にも優しいし、香りもいいですし。
そういうのって他のブランドにはあまりないAVEDAのいいところだから、みなさんにこの魅力を知っていただきたいですね。
AVEDAカラーがぜひ気になる方は、下記のAVEDA公式へ!
四方田
では、これで完成ですね!
ファッションも素敵でめちゃくちゃ似合います〜!
今日は失敗しない、AVEDAカラーで作る『ピンク鉄板レシピ!』でした。
渡邉さんの準備力とピンクの世界観、細かいこだわりとリスペクトが止まない時間でした〜!
本当にありがとうございました!
プロフィール
渡邉 真理さん(わたなべ まり)
PEEK-A-BOO AVEDA アトレ恵比寿 |トップスタイリスト
Instagram:@mari_watanabe_nabemarrri
ミニボブ / ハイライトカラー / ハリウッドブロウリフトなどを得意とし、表参道コレクション出演やアメリカでのアヴェダ コングレスにも出演。ゼクシィにも掲載される。
ヘアだけでなくメイクからファッションまで女性が知りたいことを全部知っている今注目の女性スタイリスト。