やわらかさをもたらすフィルメロウの概要


フィルメロウは、ブローやヘアアイロンなどの熱で硬くなった髪の悩みにアプローチするヘアケア商品です。
【ラインナップ】
サロントリートメントは「4step salon treatment」、ホームケア用品はシャンプー、ヘアトリートメント、ミルクがあります。ラインナップはAujuaの中では比較的少ないですが、「熱で硬くなった髪をやわらかくする」という視点が面白いためついつい手に取ってみる人も多いようです。

【香り】
「熱で硬くなった髪に、深みのある極上のツヤがよみがえるように」という想いをこめて「赤薔薇」をイメージ。(※ミルボン公式サイトより引用)
サロントリートメントで香りに惹かれ、ホームケア用品を買ったという声も多数ありました。

【値段】※公式サイトより引用/いずれも税込み価格
✔シャンプー:250mL¥3,080/500mL¥4,620/1L¥6,930
✔ヘアトリートメント:250g¥4,180/500g¥6,270/1kg¥9,460
✔ミルク:100g¥2,860
 

洗い流さないトリートメントを使った、乾燥毛のケアをご紹介


これまでの説明で乾燥毛は「水分不足」だということが分かったかと思います。アデランスが2017年に行った調査で20-30代の女性の髪の悩みで一番割合が高かったのは「髪のパサつき」でした。原因は様々ですが、「髪のパサつき」は「水分不足の状態」なのです。
そこで水分不足を解消すべく外側からアプローチしていくのが「ミルク」です。ミルクはO/W(oil in water)なので水性です。これを使用することでどのような効果があるのか、説明しながらお客様に施術できると良いですね。
ではまず洗い流さないトリートメントであるミルクはどんな作用があるのかを洗い流すトリートメントと比較して見ていきましょう!


アイロンやコテの熱によって髪って乾燥するの?


髪の主成分はタンパク質で、構成成分の約8割を占めています。柔らかい生肉を焼くと硬くなるのと同じように、タンパク質に熱を加えると硬くなってしまいます。これは一般的に「熱ダメージ」と言われています。更に、アイロンやコテで髪に熱を加え、毛髪内部の水分を飛ばすことで髪の形を変形させているのです。つまり、アイロンやコテを日常的に使うことで髪は硬くなるだけでなく、乾燥したりゴワついたりしてしまうのです。


洗い流すトリートメントと洗い流さないトリートメントはどっちがいい?


どちらの方がより効果を得られるのか?という議論がありますが、そもそも洗い流すタイプと流さないタイプは役割が異なります。
※以下参照:https://www.lasana.co.jp/pg/do_you_know
■洗い流すトリートメント(インバス)
→表面だけではなく内部に栄養を浸透させて痛みを防ぐ役割がある。

■洗い流さないトリートメント
→一晩中トリートメントの成分がじっくり髪に浸透し、翌朝の髪をつややかにする。
また、保湿・保護成分が髪に残り続けるので、ドライヤーや紫外線などの日中のダメージからも髪を守り、美しさを1日キープする。

▷もちろん併用すると効果は高いのですが、洗い流さないトリートメントの方が長時間効果を感じることが出来るようです。特に熱によるダメージケアにぴったりなのもこちらだと言えるでしょう。


洗い流さないトリートメント「フィルメロウ ミルク」の効果的な使い方


【公式サイトの使い方】
・セミロングの使用量目安:2~3プッシュ
①濡れた髪をタオルで包み、ポンポンと軽くたたくようにして、充分に水分を取る。
②傷みがちな毛先を中心に塗布。髪の内側からなじませ、最後に残りを表面につけて乾かす。

【ユーザーによる使い方】
①「追いミルク」
→シャンプー後髪を乾かす前に2プッシュ手に馴染ませて髪に付けてドライヤーで乾かす。そして、アイロンやコテを使う前にまた髪に馴染ませてアイロンやコテを使うとふわっと仕上がる。
※つけすぎるとべたつくので、量を調節すると◎
②毛先の傷みが気になる時はオイルを混ぜる。
→他のシリーズのオイルと併用している方も多いようです。しかし、水と混ざり合わないのがオイルなのでダメージが少ない人はミルクを使うのがおすすめです◎
オイルは種類が豊富で、人によって相性もあるのでオージュアソムリエにアドバイスしてもらうと良いですね♪
 

 

本当に乾燥毛に効果があるのか?成分から詳しく特徴を見てみましょう

 
シクロメチコン 低粘度でベタつきを抑えてさっぱり感を付与する。広がりや伸びがよい。
ジメチコン 弾力性のある柔らかい感触を有し、滑り性に優れ滑らかな感触とサラサラ感を付与する。
PG 皮表の柔軟化および水分量増加による保湿作用
→相対湿度50%においてグリセリンほど高い吸湿性は有していないが、相対的に高い吸湿性がある。
セタノール ・乳化補助…ジェル~ジェル寄りのみずみずしい質感をもたらす
・感覚改良…適度にエモリエント性があり、皮膚に滑らかさと肌ざわりの良い感触を付与

 

保湿剤のPGとBGって何?違いを解説!


注目したいのは表の4番目に配合されているPG。同じフィルメロウシリーズの ヘアトリートメントには保湿剤としてBGというものが配合されています。どちらも成分表示の中でよく目にするものですが、BGは相対湿度50%における吸湿性がPGに比べると低いです。そしてPGはグリセリンに似た特性を示しますが、グリセリンよりも粘度が低くさっぱりした感触で使用感に優れています。

実際の使用感はどんな感じ?口コミから見ていきましょう!

・ミルクタイプの美容液なので乾燥している髪にスッとなじみます。また、バラの香りに癒されながらドライヤーできるところも素敵です。
・油分が多めのミルクなのでよく伸びます。セミロング、毛量かなり多めですが、2プッシュくらいで十分効果がありました。なので、コスパもよいと思います!
・1度使っただけで効果を実感することが出来ました!香りもきつく残るものではなく、翌日にはわからなくなっています。使い心地も、しっとりではなくサラッとしていて、ベタつきもなく、気持ちよく使えます。

・オージュアのオイルと併用するととても良かったのですが、ミルク単体だと付けてても付けていなくても変わらないくらいだったのでリピはなしです…。
・多めにつけるとぬるりとした手触りが残りますが、乾燥しやすい私の髪ではすぐに飛びます。馴染む、浸透する、というよりは、半分馴染んで半分コーティングしている、という感覚があります。
・使用感は好きなのですが、購入できる場所が美容院しかなく、美容院でIDを発行しもらわないとネットでも購入できないのが残念なポイントです…。

フィルメロウ ミルクと類似した商品 ※商品紹介の時は固定


・ピース プロデザインワックス モイストミルク
・しなやかでまとまりのある質感に仕上げる。ドライ毛・ウェーブデザイン向け。ボリュームダウン。位置づけとしては洗い流すトリートメントだが、スタイリング剤としても使用可能。
・200mL 2,530円(税込)
・アクアローズの香り
 

いかがでしたでしょうか。たくさん種類があるAujuaの中でも「熱で硬くなってしまった髪にやわらかさをもたらす」という珍しいタイプのシリーズだということがお分かりになったと思います。特にロングヘアでアイロンやコテをよく使用しているために乾燥毛になっている人におすすめの商品だと言えるでしょう。しかし人によっては合わないと感じた人もいるので、他のAujuaの洗い流さないトリートメントをおすすめしてみたり、オイルと併用して施術してみたりするのもいいかもしれませんね♪