蓬莱たけるさんプロフィール

蓬莱たける(ほうらい たける)

デビュー後すぐに韓国ヘアやSNSマーケティングで結果を出し、AFLORTのサロンマネージャーを経て2022年AMA TOKYOを表参道にオープン。 雑誌の表紙、セミナー、パンフレット冊子などを手掛け、現在ブラシのプロデュース中。SNSフォロワーは約7万人にも上る。 自身の韓国好きから常に韓国トレンドを追い、迅速にサロンワークに取り入れ、多くの女性からの支持を得ている。

 

ベースカット

⑴ カット / アウトライン

 ①下を向いてもらい、床に対して並行にアウトラインをカット。 (みつえりの部分が後から出てこないようにするため)

◉韓国っぽい重さを出すならチョップよりブラントがおすすめ!

②真ん中を重めに残したいので、みつえりで分けて30度くらい斜めに引き、頭も丸みに対してオンベースで切る。反対も同様に。 (耳裏、後ろは一番大事なので喋らず綺麗に切るそう。)

③前を向いてもらい、肩の前で延長線上につなぐ。  頭の丸みを意識+重くならないように、肩より前で切るのがポイント。 

 

⑵ レイヤーを入れる

◉パサっとなりにくいのに動きのあるレイヤーのコツを解説!

①イヤーツーで分け、サイドを前に引き出して90度にハサミを入れる。 3パネルに分け、頭の丸みに合わせて角度を変えて同じようにカットする。

②反対にいく前に、トップの長さを合わせて反対サイドのガイドを作る。

③反対サイドも同様に3パネルでカット。

◉繋がってるレイヤーだと綺麗で再現性も高い。 

④トップを持ち上げて頭に対して130度倒す。

(ここからはチョップカット)

頭の丸みに合わせて徐々に後ろにしていく。バックは延長線上でカット。

 

 

⑤同じく前に130度倒して、トップとサイドをつなぐカドをとる。(右側を指2本逃す。)

⑥サイドを全部持って前に45度引木、出てくるカドを取る。反対サイドも同様に。

⑦トップもオンベースで引き出し、指先を2本逃しながらカドをとる。

⑧トップをチェック。 バックはトップにレイヤーを入れ、中のミドルには入れない。(巻きやすくするため。)

 

 

⑶ドライ

①生えぐせを直すため、根本からしっかり濡らす。

②まず前髪を持ち、根本を立ち上げて乾かす。→冷ます。

③顔まわりの横の毛は、毛流れが出るように前に乾かす。

 

Q. フェイスライン上につむじがある方でも可愛く流せますか?

A. ブラシを使って、クセを取るようにしっかり前に引いて乾かすといいですよ。

⑷ドライカットチェック&セニング

〈ベース〉

①アウトライン一周の切り残しをチェックでぼかす。 (みつえりの部分や、の部分など)

②サイドみつえりの部分をCシェープでチェックカット。 (初めに気をつけて切ってあるのでほとんど出てこない)

③アンダーラインの端の部分の、ブラントの部分を少しぼかす。

④次は中にグラデーションを入れていくので、耳上半分のところでブロッキングをして、 半分にわけ、コームを縦に入れ、アンダー全てを並行に持ち上げる。

 

⑤そのまま左手を横に倒してパネルをねじると角が出るので、下の毛を逃しながら、パネル表面の部分に出る角をぼかす。(内に入りやすくなる効果)

⑥落としてあるバックの下半分を全てチェックする。

 

〈ミドル〜トップ〉

①そのままのブロッキングで真ん中を残し、下半分の左右はレイヤーの角度でセニングを入れる。

②真ん中のパネルは、グラデーション状にセニングを入れる。 (丸くなってくれよ〜のイメージで。)

③バック上半分くらいを持って、トップのカドをぼかす。 トップの毛先にも先ほど同様のセニングを入れる。指先はにがす。

④サイドを前に引き出してチェック。

⑤サイドの上半分をこれくらいとる。(画像5参照) 

⑥持ち上げ、右方向に開くようにねじり、トップ毛先の重いところをセニング。 (中の毛をすいてる)内に入りやすくなる。

⑦ハチ周りの毛をスライドカット。 (広がりやすい方はスライドを使うことが多い)

⑧サイドのトップを前に引き出し、左手を外にひねり持ち直して下の部分をカットする。これもまた内に入りやすくなるポイント。

⑨質感を確認するときは、目だけでなく、持ち上げた時の落ち方などもチェックすると◎

Q.セニングは何%を使ってますか?

A. 23%です。前髪用は10%を使ってます。

 

 

⑹前髪

今回はモデルさんの骨格に合わせてアゴに入るくらい。

①基本は生え際から第二関節まで、こめかみまで引っ張る。 下で切ると重たくなるので、持ち上げて並行に切る。

②下に落ちた状態の長さをチェックする。

③片方の前髪を持ち、スライスに対して垂直に引き出し、絞るように引き出してガイドに合わせて切る。 (流れやすい綺麗な前髪になる) 

④今回のモデルさんは中に短い毛があるので、つないでいく。

⑤下に持ってくると重たくなるので、前に持ってきてチョップでつなぐ。反対も同様に。 もし重い場合は毛先に深めのチョップを入れる。

⑥一旦アイロンで前髪を内巻きにして繋がりを見る。

⑦最後に毛先を少しだけボカす。

⑧前髪とサイドの分かれが気になる場合(結ぶなど)は、上からではなく中の毛を少し切ってもいい。

 

Q.もみあげの長さ設定は?

A.大人っぽくしたいので今回は長めで、外はねもできます。 短いと少しあどけない印象になりますよ。"

 
⑺ブロー

表面1cmの立ち上げがめちゃくちゃ大事!(アイロンでするときもある)

 今回のブラシは27cm。しっかり立ち上がって入れば生えぐせも影響しない◎ 

⑻もみあげ

①45度くらいに持ち上げて長さを決める。

②その後4回ほどねじって、中間から毛先にセニングを3回ほど入れる。 毛先にかけて細くなっていくので、可愛い◎

 

仕上げ&スタイリング

NiNEの「グロウミストベースケア」をつけてスタイリングへ。

①今回のコテは38mmで、まずは外ハネ。(カットラインに合わせて)

②エラの横で内巻き。その上はおくだけ。(波を作る)

③表面の毛はまず外ハネ、中間は外巻き、形をキープするように持って冷ます。

④顔まわりは、毛先内巻き → 根本から外巻き。 前髪の毛先を内巻きにすることによって、変にハネるのを防ぐ。

⑤えりあしはレイヤーの角度で外ハネ。

⑥後ろ表面はまとめて持って外ハネ。半分にしてさらに表面を外巻き。 反対サイドも同様に。

⑦ナインのセラムをつける(2cmくらい) 動かしたい顔まわりのくびれからつけて、毛先に。 残りで、かきあげの部分につける。

襟足からしっかり前に持ってきて、 最後にコームで毛先をほぐして整える。

スプレーはトップとお顔周りの空間の部分につけてあげる。 固まりすぎなくて使いやすい。 

SNS映えする撮影方法

顔まわりのくびれの部分にしっかり空間を作ってあげる。

・アプリ =[ Ulike ] リールは9:16

・投稿は3:4 フィルターは「オリジナル」

顔まわりの毛流れにつけるのが一番大事(空間を出すため)

・前髪は動きを出す

・横のポイントとして、顔周りの毛流れの先をふわっとさせるといけてる◎

・上から撮ると可愛く、下から撮ると色気アップ。

・動画の際は自由に可愛く動いてもらって、最後にこっちを向いてもらうと可愛い!

・一旦インカメでモデルさんに確認してもらって、そのままの可愛い顔で撮るのもあり!

・明るさアップのために「スナップシード」というアプリをを使ってポイントで明るく調整したりもする。

 

韓国ヘアのヒント

◉かきあげバングの切り方 前で切るのではなく、顔まわりに沿わせて横に引いて切る。 

 

◉バックスタイルの写真の撮り方 姿勢がいいまま前屈みになるだけで、いい感じに作れる。 (左グレージュの写真のイメージ)

 

◉最近人気のカラーはグレージュかブラウンジュ。 ルミシャスのDBLが濃いので赤みが強い人にも使える。

 

 

◉流行りの韓国ヘアは?

くびれはもちろん、2wayバングかかきあげ。

今の韓国バングのポイントは、 マジックカラーで根本をふんわりさせても、目にかかるくらいの長さが大事。

トレンドは ”薄い前髪”! 流れてきてもみあげから繋がる、耳にかけても後れ毛が落ちると可愛い。

EDITOR’S REVIEW

いかがでしたか? ほんの少しの重さやカドを見逃さないこだわりのあるカットで、再現性の高い綺麗な韓国ヘアが作られているんだと勉強になりますね!こうして細部にこだわることで、お客様の心をがっちり掴むスタイルが生まれるんですね!そしてやっぱり韓国ヘア、やっぱり可愛い!!まだまだトレンドが続きそうです^^ ぜひ、明日からのサロンワークに取り入れてみてください◎