ブリーチカラーに役立つノウハウ大公開!必殺アイテムボンドカラー☆
四方田
本日は「ブリーチカラーに役立つノウハウ大公開ライブ」と題しまして、
シュワルツコフさんのファイバープレックスシリーズ・ボンドカラーから、新色のミュートカラーライン3つを徹底解説します!
ブリーチカラーといえばこの人!わかりやすい説明でとても有名なKUMAさんに、ウィッグと毛束を使って解説していただきます。
では、KUMAさんよろしくお願いします☆
プロフィール
KUMA 氏
東京都町田 / カラーリスト美容師
Instagram:@kkkkk0420_iroasobi
SNS総フォロワー6.7万人。Instagramでの薬剤に関する投稿が人気を集め、600種類以上の薬剤を検証・解説するオンラインサロン「KUMAラボ」を運営している。2024年8月には『株式会社いろあそび』を設立し、11月には美容室をオープン予定。
使用するボンドカラー新色をご紹介!
四方田
今回使用するのが、9月2日発売の新色ブリーチオンベースシェードです!
スモーキーマット(SM)・グレイッシュピンク(GP)・シルバーアッシュ(SA)の3色となっています!
シュワルツコフさん
「ミュートカラー」とは、韓国メイクなどのトレンドから着想を得たカラー。
モードなくすみ感もありながら、肌なじみのいい色みが特徴です!
18レベルまでリフトした髪専用のシェードで3色展開となっております。
ミュートカラーについて知りたい方はこちらの記事もチェックしてみてください☆
【ライブまとめ】これぞ!「ミュートカラー」今どきヘアカラーを徹底解剖LIVE
【秘密を暴く】ブリーチオタク美容師がシュワルツコフの研究所に突撃した結果
KUMAさん
では新色で染めた毛束を見ていきましょう。
KUMAさん
SMは、グレーっぽい色の中にちょっとマット感があるような感じの色味になってます。
KUMAさん
SAは、グレーっぽい中にちょっと青みを感じるような色味です。
SMと少し近い色味ですが、より青みがあるような色味になっています。
SMとSAは、グレー系、シルバー系、ホワイト系の色味を作っていく時に使いやすいです。
KUMAさん
GPは少しくすんだ、柔らかい色になっています。
毛束で見るよりも、実際にシャンプーするともう少し薄めになります。
ピンクの柔らかさやニュアンスを演出していくための補色としても、使いやすいカラー剤です。
四方田
今回はウィッグを半頭ずつに分けて、こちらのGPを使ったレシピを2つご紹介します!
事前に全頭のウィッグで染めたものがこちらです☆
レシピ紹介☆
↓レシピ①↓
BO-PLB(プラチナブロンド):BO-MB(モカブロンド):BB-GP(グレイッシュピンク)
=1:1:2
オキシ3% 等倍
KUMAさん
GPをしっかり入れることによって、より柔らかな雰囲気が出ます。
画像左:レシピ②、画像右:レシピ①
↓レシピ②↓
BO-PB(ピンクブロンド):PYR-BO:BB-GP
=(2:1):1
オキシ3% 等倍
KUMAさん
強めな色味にGPを混ぜることによって、少しくすみを足すようなイメージです。
そして今回はボンドカラーのジェルオキシを使います。非常に柔らかく伸びやすいので、コーミング時もひっかからずに塗布することができます。
ファイバープレックス ボンド ジェル デベロッパー 3% 〈医薬部外品〉
1000ml
(引用:シュワルツコフ公式)
KUMAさん
「ジェルは発色が心配」という声も聞きますが、ボンドカラーのジェルオキシは問題ないと思います。
柔らかさを活かして、シャドールーツのラインをぼかしたい時にもおすすめです。
GP(グレイッシュピンク)で塗布スタート!
KUMAさん
それでは塗布していきます!
僕はオンカラーと全体ブリーチに関しては120%ウェットで塗ります。
材料費も変わってきますし、ドライで塗ると結構引っかかるので、ウェットで塗るのがいいと思います。
ブリーチオンカラーの塗布方法については細かくアーカイブで解説しております☆(7:39〜)
四方田
私もボンドカラーで染めたことあるんですけど、しみないですよね!
匂いも無臭とかじゃなくてフルーティー!心地よいというか、嫌な感じがないですね。
KUMAさん
そうなんですよ!ぜひ皆さんにも体験してほしいです😊
塗り終わりました!
僕は放置タイム全員20分で統一しています。
ホワイト、シルバーのレシピ紹介☆
KUMAさん
新色のSA、SMは【グレー・シルバー・ホワイト系】の髪色を作るのにおすすめですので、こちらのレシピもご紹介しますね!
画像左:SA、画像右:SM
↓レシピ↓
(画像左:SA)
クリア:BB-SA(シルバーアッシュ):BB-GP(グレイッシュピンク)
=1:20%:10%
オキシ3% 等倍
(画像右:SM)
クリア:BB-SM(スモーキーマット):BB-GP(グレイッシュピンク)
=1:20%:10%
オキシ3% 等倍
それぞれ20%の比率だと、このぐらいの濃さになります。
SAは、メタリック感が作りやすいですね。
画像左:SA、画像右:SM
KUMAさん
そして、こちらが10%で作ったバージョンです。
かなり白っぽいですね。
今回の新色3つに関しては、どちらかというとサポートや縁の下の力持ちってイメージが僕は強いです。
ポイントは、今回補色でGPを入れることによって、嫌な寒色に寄りすぎてない点です。
この補色に青紫を使うと、緑みが出過ぎる可能性があります。
SAとかSMに対して、GPをぶつけてあげる使い方がすごくいいのかなと思います。
KUMAさん
SMは、ウィッグだとこんな色味です。
グレーって感じだけど、若干マットみがある印象です。
そして実はこのウィッグ、事前に以下のような残留を毛先に仕込んでいたんです。
KUMAさん
残留がない部分は光が当たった時に少し緑っぽさが見えて、毛先の残留がある部分はオレンジとマットが合わさって、緑っぽさが和らいだ仕上がりになりました。
少しのオレンジであれば打ち消せているので、濃い残留でなければ補色としての使い方も良いですよね!
四方田
ちゃんとオレンジっぽさを打ち消してくれて、ワンタッチでも均一な色味です!
KUMAさん
続いて、SAのウィッグです!個人の感想としては、毛束でカラーした時よりもウィッグやお客様の頭では色味を濃く感じました。色の設定自体は一緒なので、色味の特徴ですかね。
マットよりもアッシュの青紫っぽい方がちょっと濃く見える実感です。
四方田
こっちも仕上がりがいい感じ!✨
2色とも、補色としてもかなり使えますね!
KUMAさん
こちらのウィッグでは、GPを使ってホワイトブロンドを作ってみました。
GPがちょっとピンク&紫っぽい感じなので、ホワイト系の補色にちょうどいいですね。
ホワイトブロンド
↓レシピ↓
クリア:BB-GP(グレイッシュピンク)
=1:20%
オキシ3% 等倍
四方田
綺麗です♪GPも補色としてかなり使えますね!
GP(グレイッシュピンク)のチェック、お流し
四方田
さて、チェックはどうですか〜?
KUMAさん
こちらが①のレシピで作った色味ですね。結構ピンクっぽくなっちゃってない!?と思うかもしれませんが、実際流すとどうなるのかお楽しみに!
KUMAさん
レシピ②のこちらもいい感じですね。
それでは、流していきます!
KUMAさんに聞いた!残留しにくいカラー紹介
オレンジブロンド
↓レシピ↓
BO-OB(オレンジブロンド):PYR-BO:GP(グレイッシュピンク)
=(1:1):1
オキシ3% 等倍
KUMAさん
コーラルっぽくピンクの柔らかさとくすみ感を演出して、若干オレンジも残すかわいい色です。
従来ボンドカラーのピンク系とかなり相性がいいなと感じています!
四方田
すごい!全然残留していない。
KUMAさん
それとこちらのGoth-G(グレイ)とGoth-R(レッド)も、残留しないんですよね!
四方田
おお~すごく綺麗に落ちてます。これ、どういうお客さんが使うんですか?
KUMAさん
僕は『黒っぽいポイントを入れたい、でもあまり残留させたくない』という場合に、Goth-Gを使っていきます。
Goth-Gをメインだけだと若干グレーっぽさも出てしまうので、そこに黒染めを10%とかGoth-Gを基軸としてちょっと黒さを他でコントロールしていくのが良いですね。
黒染め、暗染め系の薬剤は20種類ぐらい使ってきた僕ですが…Goth-Gはとても使いやすいです!
KUMAさん
そしてGoth-Rがこちらですね。
本当によく落ちるなと思います。すごくないですか!?
アルカリでこれだけ落ちるんですよ。全然残留しないで、赤がしっかり表現できてるし。
新色に合わせてこの2色も、ぜひ使ってみてほしいなと思います。
ブリーチケア剤(ボンディング剤)の大切さ
四方田
それと、ファイバーフレックスさんのNo.1 ボンド ブースターや、No.2 ボンド フィクサーも、ケアブリーチといえば!な有名製品ですよね。
KUMAさん
リニューアルして、パワーアップしてると思います。
こういった薬剤は、皆さん検証せずに使うことが多いと思うんですけど…実際に検証してみると色々と気づきがあるんですよ。
僕はブリーチをひたすら2時間ぐらいつけっぱなしにして比較しましたが、これを使った際の、毛の切れづらさには驚きましたね!
新しいものに目が行きがちな部分でもあるんですけど、ぜひ色々と検証してから使うようにしてほしいです。
ファイバープレックス No.1 ボンド ブースターN 500ml【前処理剤】
ファイバープレックス No.2 ボンド フィクサーN 750g【後処理剤】
(引用:シュワルツコフ公式)
KUMAさん
ブリーチに入れる場合は、1剤にも10%入れて、カラー剤には1剤の5%くらいを入れています。
カラー剤の方には入れすぎると、発色がちょっと怖いので少なくしています。
また気になるボンディング製品の詳細はこちらでも↓
シュワルツコフ公式Instagram
シュワルツコフ公式HP
完成☆
KUMAさん
流して乾かしたのがこちらです。
レシピ①の仕上がりはミルクティーになるんですよ!
チェックした時に出ていたピンク感はシャンプー中に流れてくれますので、怖がらずにしっかりピンクを入れて大丈夫です。
ピンクが流れたあと独特の柔らかさが生まれるんですね!
四方田
確かに日本人に合いそうな色ですね!
KUMAさん
そしてレシピ②がこちらです。
今っぽいピンクですよね。
独特の紫っぽさもあり、すごくいい塩梅の柔らかさになってる感じがしますよね!
本当にこのベージュブラウン系と、GPの組み合わせが個人的にもめちゃくちゃ好きで!
ピンクが流れた後でしか出せない、この柔らかさと何とも言えないツヤ感というか…
これはボンドカラーの特徴かなと思います。
ウィッグを上から撮影↑
四方田
さすがGP!マルチに使えて魅力的ですね!
KUMAさん
主役は他のブリーチオンシェードにして、そこに対してサポートでニュアンスを作ってあげるっていう使い方がいいと思います。
まとめ
今回記事でご紹介した内容について
・塗布方法やカラーについてのこだわり
・聞いていて為になる質疑応答
など何度でも見返して欲しい内容が盛りだくさんでした!
ライブ中は記事で触れた以外にも細かく解説していますので、是非アーカイブもチェックしてくださいね☆
また、今回の新色や他製品などファイバープレックス製品についてはこちらもチェック!
いかがでしたか?盛りだくさんな内容でしたね!ライブ中も質問やコメントが多く、大人気のKUMAさん解説ライブ!明日からのサロンワークにすぐ使える内容だったのではないでしょうか?ご紹介した新色のボンドカラーはとにかく万能!ファイバープレックスや新色のボンドカラーをうまく活用して、幅広いヘアカラーができるよう楽しみながら施術していきましょう!是非お試しください♪