速攻あか抜け!パーマ術を学ぶ✨
今回は「今日からできる、~速攻あか抜けパーマ術∼」というテーマのもとで開催されたセミナーに密着!レディースとメンズのパーマ施術を、理論から実践まで一気に学ぶ濃密な3時間となりました。その一部をこちらの記事でもお伝えしますね!
講師の美容師さんプロフィール
杉田 修嗣(すぎた しゅうじ)氏
PORT of CALL|オーナー
Instagram @shuji_portofcall
東京の南青山にある実力派サロンにて14年勤務。東京で美容師としてのキャリアを築き2015年にご自身の出身地である宮崎にUターン。その後、PORT of CALLを設立。2021年に拡張移転し、現在では15名を超えるスタッフを抱える。
長田 憲和(おさだ のりかず)氏
PORT of CALL|マネージャー
Instagram @norio_ttt
オーナー(杉田氏)の古巣である東京南青山のサロンにて12年勤務。一流の技術を学び、サロンワークだけに留まらず一般誌やメーカー広告の撮影や技術セミナーの講師など幅広く活躍。
セミナー開始!パーマの重要要素とは?
杉田さん
今日はパーマが上手な長田さんと一緒に、楽しみながらパーマを学んでいきましょう!
長田さん
僕の経験や薬剤知識を存分にお伝えして、皆さんが明日からの挑戦に踏み出せるようなサポートを、全力でさせて頂きます!よろしくお願いいたします🔥
長田さん
それではまずパーマの理論からお伝えしていきます!
パーマにおいて重要な要素は、「回転数」や「厚み」が主に挙げられます。
回転数は、2回転を基準にすると良いかと思います。
そして毛束の厚みに関しては、ブロッキングを行い、束で取ったときに全て均等な厚みで取れていることが大事。厚みが異なると、カールの仕上がりにムラが出てしまいますからね。
また、カットもとても大事です。カットラインの入り方によって、巻き方を変えることが必要になります。
リキッドとクリームの違いは何?
長田さん
次に、リキッドとクリームの違いもお伝えします。
選ぶ際はデザインや頭皮の状態に応じて使い分けていきましょう。リキッドはシャープで軽やかなカール、スパイラル巻きや縦落ちウェーブに最適です。クリームパーマは幅広で柔らかいカール、波巻きなど面が必要なデザインに適しています。また、クリームは根元に薬がつかないのも良いポイントですね。
パーマへの挑戦を後押しする!emorte(エモルテ)の魅力って?
長田さん
本日使うのは中野製薬さんのemorte(エモルテ)という薬剤です。
こちらの薬剤は、クリームとリキッドのアルカリや還元値などのスペックが一緒なんです※。とてもシンプルで使いやすいんですね。
低アルカリ・高還元でダメージも少なく、それでいてしっかりカールを出せるのも良い点の1つ。
今回はリキッドを使ったモデルと、9月にリリースされたクリームを使ったモデルの2パターン施術していきます。
※一部アイテムを除く。
長田さん
この中でも特にチオ ソフトと、コスメ ハードをよく使います。
チオ ソフトはチオ ハードと組み合わせて、減力させながら使うことが多いんですけど、とてもパーマがかかりやすいです。また、嫌な臭いも少なくてお客様にも好評です。
また、コスメ ハードは細毛にもしっかり対応ができる。いわゆる細毛の方ってリッジが出づらいのがよくあるお悩みだと思うんですが、細毛の方にちょうどいい還元値で作られているんですね。新生毛の軟毛で細毛の方には、ぜひコスメ ハード単品で攻めてみてください。
【製品情報】
エモルテ チオ ハード 第1剤
販売名:ウェーブ QDーCAーI 第1剤
400ml〈医薬部外品〉
(チオグリコール酸コールド二浴式第1剤)
(引用元:中野製薬公式HP)
エモルテ チオ ソフト 第1剤
販売名:ウェーブ QDーCAーJ 第1剤
400ml〈医薬部外品〉
(チオグリコール酸加温二浴式第1剤)
(引用元:中野製薬公式HP)
エモルテ コスメ ハード 1液
400ml〈化粧品〉
(引用元:中野製薬公式HP)
長田さん
僕自身の話をすると、東京のサロンで働いていた時はパーマの施術があまり好きになれなかったんです。でも、エモルテのサンプルを使ってみたら、すごく感動して。何回使っても大きな失敗が起こりにくく、パーマへのハードルが大きく下がったのを感じました。
僕が味わったこの感動を皆さんに伝えたい。そしてご自身でも使ってもらって感動してもらいたいです。
必見!デモンストレーション
ミドル世代向け!余裕のある大人男性のパーマスタイル
杉田さん
では、実際に施術していきましょうか。メンズモデルさんのビフォーはこんな感じです。
・毛質が硬めの新生毛。太さは普通ぐらいで、直毛。少し張りがある。
・目標は、ミドル世代の大人男性をおしゃれにカッコよく見せるスタイル。キマリすぎていない、余裕のある雰囲気のパーマスタイルを目指す。
長田さん
全頭に、チオ Sハードとチオ ハードのクリーム=1:1で組み合わせて、使用していきます!
【製品情報】
エモルテ チオ Sハード 第1剤 クリーム
販売名:ストレート QDーCAーN 第1剤
400g〈医薬部外品〉
『高温整髪用アイロンを使用するコールド二浴式縮毛矯正剤』
(引用元:中野製薬公式HP)
エモルテ チオ ハード 第1剤 クリーム
販売名:ストレート QDーCAーO 第1剤
400g〈医薬部外品〉
『高温整髪用アイロンを使用するコールド二浴式縮毛矯正剤』
(引用元:中野製薬公式HP)
長田さん
施術前後の髪を触るとわかるんですが、クリームは油が入っているおかげで毛の柔らかさを引き出してくれるんです。
基本的に回転数は1.5回転から2.5回転の回転数で、シンプルな構成で巻いていきます。
長田さん
10~15分くらいかけて下から巻いて、終わったら一番最初に巻いたところで一旦テストカールします。
クリームを使っているので、テストカールではリキッド使用の時よりも、しっかりカールがかかっている状態が良いと思います。リキッドの時よりもかかり方が弱めなので。
このテストカールでしっかりかかっていたら、その後は10分くらい加温して、再度テストカールします。様子を見ながら、都度5分ずつ加温をプラスしていく感じですね。
クリームだから、液だれが無くてターバンも要らないし、それもクリームタイプの良いところですね。お客様からも好評のお声を頂いてます。
長田さん
今回は15分の加温でOKでした。
では中和しましょう。先にお席で後頭部くらいまで中和してしまって、ロッドアウト、その後シャンプー台に移動します。ネープ部分はシャンプー台で中和しようとすると、ロッドが当たって首が痛くなっちゃいますからね。
長田さん
また今回は、オキシとバッファーを使って中和します。
ブロム酸ではなくてオキシを使う理由を挙げると、クリームパーマは、ブロム酸だと油分が邪魔して中和できないんですね。だからオキシを使っています。ここもリキッドパーマと違うポイント。
オキシは付けるとすぐ中和が始まるので、付けてすぐロッドアウトしても大丈夫です。
【製品情報】
エモルテ バッファーローション
1000ml
(引用元:中野製薬公式HP)
エモルテ 過酸化水素水 第2剤
販売名:ウェーブ QDーCAーL 第2剤
400ml〈医薬部外品〉
(パーマネント・ウェーブ用第2剤(過酸化水素水))
(引用元:中野製薬公式HP)
長田さん
しっかり流してきました!触ると施術前よりも毛が柔らかいのがわかります。
あとはウェットの状態で、グリースを使ってスタイリング、軽く乾かして完成です!
こちらは僕も使っているんですが、香りと伸びが良くて、自然乾燥後でも嫌な質感にならないので気に入って使ってます。
【製品情報】
モデニカ アート グリース
90g ¥2,420(税込)
『ファイバーで動きや毛束感を表現。』
(引用元:中野製薬公式HP)
↓仕上がり↓
ボブ×ウェーブで抜け感!レディースモデルさんのパーマスタイル
長田さん
続いてレディースモデルさんの施術に移ります!
ビフォーはこんな感じです。
・6レベルぐらいの低明度で暗めのカラーを繰り返している。
・毛先3センチくらいのところにワンブリーチの履歴があり、ゴールド系カラーをのせている状態。
・顔まわりが少し短くなっている。
・ボブスタイルのウェーブで、少し抜け感のあるデザインを目指す。
杉田さん
レディースのモデルさんは、毛先と既染毛を分けた以下の選定でいきます!
〈既染毛〉
コスメ ソフト
〈毛先〉
コスメ ライト(クリーム):コスメ ライト(リキッド)=1:1
長田さん
先にクリームとリキッドを組み合わせたものをブリーチ毛(毛先)に塗ってから、根元塗布、巻きに入ります。
クリーム単体よりも、リキッドを組み合わせることで、その良さ(リッジが出やすい、巻きやすいなど)も活かすことができます。
【製品情報】
エモルテ コスメ ソフト 1液
400ml〈化粧品〉
(引用元:中野製薬公式HP)
エモルテ コスメ ライト 1液 クリーム
400g〈化粧品〉
(引用元:中野製薬公式HP)
エモルテ コスメ ライト 1液
400ml〈化粧品〉
(引用元:中野製薬公式HP)
エモルテ ケアミスト ホット
400ml
(引用元:中野製薬公式HP)
※前処理に使用
杉田さん
前はカールデザイン、後ろはウェーブデザインでやっていきます。顔周りの短いカットラインが活きるように、大きめのロッドでふくよかなカールを作りますよ。
長田さん
こちらもメンズの時のように全頭の巻き終わりでテストカールをしたら、毛先のところにだけコスメ ハードの液を塗布します。
その後は15分加温です。
杉田さん
では、加温が終わったので中和と水洗をしていきましょう。ブリーチの部分も、芯があって特に傷んだ感じはないです。
長田さん
今回は流すときに、シャンプー台で毛先に少しだけボルドー系の色を入れました。
長田さん
スタイリングは重ためのオイルでスタイリング後、乾かして完成です!
顔周りのカットラインも活かして、トレンド感のある仕上がりになりました😊
↓仕上がり↓
講師の方にインタビュー
ー今回「あか抜け」をテーマに行われたセミナーでしたが、パーマで「あか抜け」や「似合わせ」を作るために必要なポイントは何でしょうか?
長田さん
顔周りのデザインや、前髪が重要なポイントかなと思います。やっぱり第1印象を決めるのって前髪とか顔周りだと思うので、それをどうやってパーマという技法で変えていくか。髪の曲げ方ひとつで表情が豊かになりますからね。
杉田さん
最近パーマのトレンド来てますから。美容師さんは今、ぜひパーマの勉強をしてほしいと強く思いますし、パーマに苦手意識がある人は特にエモルテを使ってほしいです。本当に使いやすいので。うちの若い子達が使っても、大きな失敗をしている所を見たことが無いくらい(笑)
長田さん
確かに!見よう見まねでやっても、「綺麗にできてるじゃん!」みたいな(笑)
ー9月に発売されたエモルテのクリームも、サロンで活躍されてるんですよね!
長田さん
クリームがすごく使いやすいんですよ!リキッドと比べて柔らかい質感のパーマが作れるので、これまでリキッドで「強くパーマかかりすぎたな~」と感じたことがある美容師さんには是非とも使ってほしい。デザインの幅というか、ニーズにお応えできる幅も広がると思います。
杉田さん
セミナーで紹介したように、リキッドとクリームのスペックが一緒なので、1人のお客様にリキッドとクリームどちらも使うこともできてすごく便利なんです!あと、パーマ臭さもあまり感じないのが魅力の1つですね。
ーありがとうございます✨最後に、パーマをマスターしたいと感じている美容師さんへメッセージをお願いいたします!
長田さん
ぜひ今回の記事をきっかけにして、一歩踏み出す勇気を持ってほしいです。今使っている製品が安牌だと思っちゃって新しい物を使わない人が多いと思うんですが、一旦フラットに考えてエモルテを試してみたら「パーマって意外と簡単!」と感動できて、もっとパーマが好きになっていくと思うんです。いまこのタイミングで使わない手はないです。
杉田さん
とにかく色々試して経験して、継続することがパーマのマスターには必要不可欠です。こういうセミナーに参加してもらって、その上で自分で試してみて失敗や成功を繰り返すことで成長できるはず。ぜひこの記事をきっかけに、今日から行動を始めてほしいです!
最後に
今回のセミナー後に受講者の皆様へアンケートを実施したところ、セミナー満足度は驚異の☆4.89(☆5を満点とする)!
実際に、セミナーでエモルテの使いやすさや仕上がりの質感に触れて、「自分でも試してみたい」という感想が多く寄せられました。
ここまで読んでくださったあなたも、製品について気になっているはず😊
emorte(エモルテ)の詳しい情報はこちらからチェックしてみてください☆
パーマセミナー密着の記事はまだまだ続きます✨次回の記事もお楽しみに!
いかがでしたか?長田さんや杉田さんが仰っていた通り、セミナーや記事の大きな目的は学びのきっかけづくり。その後のアウトプットや自分でチャレンジすることがとても重要なんですよね。今回の記事が「パーマをマスターしたい!」というあなたの背中を押すきっかけとなっていたら嬉しいです。