最新の『外国人風ニュアンスパーマ』を学ぶセミナーに潜入!
大人気パーマセミナー密着の第四弾となる今回は「外国人風」の、ゆるっとした毛流れのあるニュアンスヘアーを学ぶセミナーへ!
トレンド感のあるレディースパーマの作り方を、カットから写真撮影まで学べる内容となっていました。
その様子を記事でも詳しくお届けいたします!
前回の「メンズパーマ&曲がる縮毛矯正セミナーに密着!」をまだ読んでいない方はこちらからどうぞ。
講師の美容師さんプロフィール
佐脇 正徳 氏
MUKU|代表
Instagram:@norimasasawa_muku
29歳 スタイリストデビュー
33歳 代表就任
外国人のようなラフなスタイルを得意とする。中でも柔らかな抜け感で創る似合わせのテクニックは同業者も注目する。
ジャンルやレングスにとらわれず、一人一人の女性の可愛いを作ることにこだわる丁寧な仕事が魅力のアーティスト。
パーマの重要ポイントの1つ、カットからスタート
↑佐脇さん撮影。カット前ビフォー
佐脇さん
まずカットからですね。
いつもお客様の雰囲気に合わせて顔周りのデザインの幅を調整しているのですが、今日はある程度重さも出るように、厚めに幅を取って切っていきます。
ウエットカットでラインを切って、ドライカットで毛量調整をする流れです。
レイヤーも入れて、軽く動きが出るようにしていきますよ。
佐脇さん
最近は顔まわりにデザインがある事が多いので、最初に前髪をしっかり切ってから外側へドライカットを入れていく方法が多いです。
後から前髪の幅を微調整をすると、顔周りの長さも変えないといけないので、先に前髪をしっかり作ってから横へずれていく感じがやりやすいと思います。
↑パーマ前の質感を触ってチェック
ホット系パーマで作る『ニュアンスヘアー』のレシピ
〈履歴〉
・1か月前に全頭カラー、1週間前にリタッチ
・少し硬めの髪質
〈レシピ〉
【根元~中間】 コスメ ハード
【毛先】 コスメ ハード:コスメ ライト=2:1
佐脇さん
パーマがかかりづらいネープなどはコスメ ハードを選定しました。
シンプルな構成のデジタルパーマでニュアンスのあるウェーブを作っていきます。
今日使うのは中野製薬さんのemorte(エモルテ)です。僕はこのコスメシリーズを使うことが多いです。
毛先の質感を先ほど触っていただいたと思いますが、施術後に触ると、より柔らかくなっているのを実感していただけるはずです。
本日使うエモルテの詳細情報がこちら
エモルテ コスメ ハード 1液 クリーム
400ml〈化粧品〉
(引用元:中野製薬公式HP)
エモルテ コスメ ライト 1液 クリーム
400g〈化粧品〉
(引用元:中野製薬公式HP)
エモルテ ケアミスト ホット
400ml
(引用元:中野製薬公式HP)
エモルテ コスメ 2液
1000ml〈化粧品〉
(引用元:中野製薬公式HP)
佐脇さん
エモルテの良さは、
・薬剤がシンプルで選びやすい
・優しめのスペックでダメージを考慮した施術ができる
・パーマの嫌な臭いがしづらい
などが挙げられます。
ある程度カラーを繰り返していたり、熱によるダメージを感じる人にはとても使っていただきやすいと思いますね。
また、特に魅力的なのは、仕上がりの柔らかい質感です。
佐脇さん
僕は、来てくれたお客様が「ずっと通ってもらえるようにする」というのを一番大切にしています。
リピーターを作るにはデザインの幅広さがとても大切ですが、パーマに関してはまだまだ自信を持って施術している美容師さんが少ないと思うんです。
でも僕はエモルテを使うことで、『柔らかい質感を活かしたデザイン』がより簡単に作れると実感しているので、今日はその魅力もぜひ体感してほしいですね!
前処理からドライ塗布、お流しまで
佐脇さん
では前処理剤、1液を塗っていきます。
1液は根元から3~3.5センチ空けて塗っていきますよ。
使用した前処理剤↓
キャラデコ クイックプレックス
500ml(酸化染毛剤用補助料)
(引用元:中野製薬公式HP)
佐脇さん
ホット系パーマは基本的に時間がかかるので、今回のように選定をシンプルにしたり、塗布をスピーディーにすると良いですね。
全体を塗れたら、ネープあたりに1本だけロッドを巻いて、18分放置した後にチェックします。
コールドパーマ、ホット系パーマの使い分け方
佐脇さん
ホット系パーマとコールドパーマの使い分けですが、ボブ~ロングくらいのレングスが長い方へホット系パーマをすることが多いです。
ただ、根元からの細かいウェーブを表現するときはコールドパーマの方が適しています。
最近は大きいウェーブを好む人や、スタイリング剤をたくさんつけたくない人が多いですよね。
そういった大きめのウェーブで自然な仕上がりを希望されている方には、ホット系パーマで施術してあげるのがおすすめです。
佐脇さん
あと、ホット系パーマならストレートの同時施術もできたり、ツヤ感が出せるのもメリットですね。
例えば、ブリーチ毛じゃない方で「表面の質感を整えながら毛先だけ自然にカールさせたい」方がいたら、コスメ ライトで表面のパヤ毛を抑えつつ、毛先はコスメ ハードで軽くカールさせるという施術ができます。
最近はブリーチブームが落ち着き、髪の質感を重視する方が増えてきたように感じます。
こういったお客様の細かいお悩みにも、エモルテを活用したホット系パーマならお応えできます。
佐脇さん
ではモデルさんのチェックOKでしたので、流してワインディングに入っていきます!
温度は?巻き方は?ワインディング、熱処理のポイント
佐脇さん
前処理剤(ケアミスト ホット)を塗布し、ワインディングしていきます。
このとき水分が多すぎると温めたときに乾かなくなってしまうので、あまり濡れすぎていない方が良いですね。
佐脇さん
フロント3パネル、顔まわり2本。
バックのネープで2パネル、あとは3パネルでシンプルに毛先から巻きます。
ネープは逆巻きで、他は平巻きです。
この時点で断熱シートを巻きつけながらやると、ゴム跡もつかなくなるし巻き終わってから断熱シートを付ける手間が省けるので、同時進行でスピーディーにいきましょう。
佐脇さん
皆さんは、お客様に「右側だけうまくパーマが出なかったです」と言われたことないですか?
右側って、毛流れや生えぐせ的にパーマが出にくいこともあると思うんです。
なので僕は、右側だけ少しテンションをかけて巻くようにしています。
佐脇さん
巻き終わりましたので、熱を加えていきます。
ブリーチ毛でなければ、70℃くらいからスタートして徐々に温度を上げることが多いですね。トータルで15分は置こうと思います。
エモルテであれば、90℃くらいの高温でやっても質感は硬くなりにくいと思いますよ。
中和、お流し
佐脇さん
ロッドを付けたままで2液を塗布したら、10分くらい置いて中和、その後流していきます。
スタイリング&仕上がり✨佐脇さんの撮影テクニックも公開
佐脇さん
ドライしてミルクでスタイリングをしたら完成です!
しっかりウェーブが付いていて、狙い通りのスタイルができたのではないでしょうか。
エヌ ヘアミルク BM
(洗い流さないトリートメント)
100ml ¥3,146(税込)
(引用元:中野製薬公式HP)
↑佐脇さんの撮影テクニックも目の前で学び、セミナーは終了✨
↑佐脇さん撮影、アフター画像
講師の方にインタビュー
ー今回「質感の柔らかさ」などの魅力を挙げられていたエモルテは、ずばりどんな美容師さんに良さが響きやすいでしょうか?
佐脇さん
これまでホット系パーマで思うような仕上がりにならなかった方にこそ、ぜひ試してほしいですね。
例えば、使用する薬剤をエモルテに変えて、放置時間などの施術工程はそのままで施術してみてください。
毛先の質感やコンディションへの配慮が実感していただけると思います。
ーいま知ったのですが、実は佐脇さんはエモルテの開発から携わっていらっしゃったんですよね!
佐脇さん
そうなんです!開発当初も「パーマの失敗を少なくして、みんなが使いやすい薬剤を作りたい」という方向性で考えていたんですよ。
ーそして最終的に、その方向性にぴったりな薬剤が出来上がったということなんですね…🔥
ーまた、こちら気になっている美容師さんも多いと思うんですが、佐脇さんのような「センス、感性」ってどうしたら身につけられるのでしょうか?
佐脇さん
そうですね…感性って個人差があるので、まずは美容と関係なくても良いから「自分が好きな事やモノにたくさん触れる」ことが大事かなと思っています。
そのうえで自分が得意なことと、好きな雰囲気やスタイル、トレンドを掛け合わせることで「自分の世界観」が出来上がっていくのではないでしょうか。
まとめ
パーマについてだけでなく、サロンワーク全般についても多くの質問が飛び交った今回のセミナー。
受講後アンケートの中には、「ホット系パーマのイメージ (しっかりあたるけど硬いイメージ、コールドより毛髪の負担が大きい)が変わりました。」というご意見も✨
emorte(エモルテ)の詳しい情報はこちらからチェックしてみてください☆
パーマセミナー密着の記事はまだまだ続きます✨
次回の記事もお楽しみに!
いかがでしたか?佐脇さんの作るニュアンスヘアーは、シンプルな施術工程でありながらトレンド感と雰囲気たっぷりで、すぐに真似したくなった人も多いのではないでしょうか?使用されていたエモルテの魅力も、十分に感じて頂けたと思います😊パーマに失敗したことがある方も、新たな選択肢として試してみていだだきたいです。ぜひディーラーさまへお問い合わせしてみてくださいね!