この記事でわかること
・ 天下一塗布大会2026の競技内容
・ サロンワークにも通じる審査ポイント
・ STAR制度による認定結果
・ 参加者が大会を通して見つけた次の課題
毎日やっている技術こそ、改めて見直してみる
薬剤をどこに、どれくらい、どのように塗るか。カラーやストレートなどの施術では、ごく当たり前に行っている動作ですが、その一つひとつが仕上がりを支えています。
「天下一塗布大会2026」を主催するのは、黒木利光さんが主宰の「黒木式酸性ストレートアカデミー」。大会は、技術力の高い美容師を世に送り出したいという黒木さんの思いから始まりました。


36分の競技に凝縮された、サロンワークの基本
競技ではN.B.A.A.のウィッグを使用し、複数に分けられたエリアへ指定されたクリームを塗布。さらにペーパーやホイルを使う工程も設けられています。
審査されるのは、単純なスピードだけではありません。
・狙った場所へ正確に塗れているか
・薬剤量にムラがないか
・毛束の裏側まで行き届いているか
・ハケやコームを適切に扱えているか
・無駄のない姿勢や動きができているか
など、普段の施術にもつながる細かなポイントがチェックされます。
限られた時間の中でも、雑にならず、安定した仕事を続けられるか。参加者は一つひとつの動作に集中しながら競技を進めていました。



自分の現在地を知る。11名がSTAR認定
競技終了後は、5名の審査員が29名の作品を確認。完成した見た目だけでなく、競技中の工程も含めて総合的に評価されました。

大会では、一般的な1位・2位・3位という順位制ではなく、一定の基準を満たした美容師を認定する「STAR制度」を採用しています。
今回、29名のうち11名が認定されました。
最優秀 THREE STAR
ohana|玉山智士さん

THREE STAR
aperto|三ツ矢真望さん

TWO STAR
Lula|原侑子さん

jambox.|望月孝史さん

ONE STAR
Noah's Ark|高木伸吾さん

ConneQt|西田航大さん

nv7|鈴木芳貴さん

SEMI STAR
l‘m international|熊谷哲広さん

hair &make LiLi|杉平悦志さん

OPONO|藤田久美子さん

krumel|片山敬也さん

本気で練習したからこそ、次の課題が見えてくる
大会後、参加者から聞かれたのは受賞への喜びだけではありません。「もっと練習できた」「次はリベンジしたい」と振り返る声や、「100回やる」と決めた練習を実際にやり切ったという声もありました。結果にかかわらず、繰り返し練習したことで、自分の癖や弱点に気づけたことも大きな収穫です。
普段の施術では見過ごしがちな部分まで細かく向き合う。その経験自体が、日々の仕事を見直すきっかけになったことが伝わってきます。
大会で終わらせず、学びを次の施術へ
競技後には、黒木さんによる薬剤塗布のデモンストレーションやアイロンワーク、参加者への直接指導、薬剤処理・施術設計についての解説も行われました。

競技で見つけた課題を、そのままにしない。学んだことをサロンへ持ち帰り、次のお客様への施術に生かしていくところまでが、この大会の大きな特徴です。黒木さんも、大会を通じて技術を高め、その先のお客様につなげていくことの大切さを伝えています。
まとめ

普段何気なく行っている塗布も、薬剤量やスライス、ハケの動かし方、姿勢まで細かく見直してみると、まだ改善できる部分が見つかるかもしれません。29名が挑んだ「天下一塗布大会2026」は、受賞を競うだけではなく、自分の技術を客観的に見直し、次の課題を見つける機会にもなりました。
毎日のサロンワークで繰り返す基本技術だからこそ、立ち止まって見直す。その積み重ねが、より安定した施術につながっていきそうです。
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「塗布」という一つの技術に、ここまで真剣に向き合う姿がとても印象的です。日々繰り返している技術ほど、改めて見直すことで新しい気づきがある。美容師として技術を磨き続けることの奥深さと、挑戦することの意味を改めて感じました。









