TOMさんご紹介
大宮YECCA hair & eyelash のTOMさん (@tom_yacca_hair)
インスタで見たことない人はいないんじゃないか、というくらいBTもお世話になって、インスタで#カラーレシピ で検索すると必ずTOMさんが出てきます! 今回はモデルさんを施術しながら、人気色のコツについて解説していただきます^^
失敗しないミルクティーの作り方というところで、残留や色んな履歴がある方にも対応出来る、すぐに役立つ内容です!
レシピとポイント6選
モデルさんbefore
根元 2〜2.5cmくらいブリーチリタッチ 毛先には残留があって頑張って剥がした状態(18トーン)
今回はサロンワークでも多い、塗り分けをするレシピで行います。
・毛先の残留剥がしは『FIBER PLEX ブリーチ + ジェルオキシ 3倍』
(残留が弱かったら「FIBER PLEXクレイブリーチ」でいくことが多いそうです。)
・前処理は、FIBER PLEXのPPTとCMC(原液)
今回のレシピ
根元 モカブロンド:ハニーブロンド:6ブラウン 2:1:20%
毛先 モカブロンド:ハニーブロンド:8ブラウン:8バイオレットピンク 2:1:20%:5%
どちらも ジェルオキシ3% 等倍
( ※ボンドカラーのブリーチオンシェードは明度設定がなく、染料の濃さで言うと10明度くらいのイメージです。)
・今回のレシピのポイント
根元のブラウンは毛先の残留に合わせるため、 毛先のブラウンは明るすぎないベージュにするための目的色です。
ウエット塗布
①根元から塗布
②その後毛先
point ① オキシ3%の意味
オキシが2%以下だと発色が弱くなったり、今回のような残留でベースが整っていない状態はブリーチリタッチ部分と繋がりにくくなってしまうので、TOMさんは基本的に3%だそうです。
point ② ジェルオキシはとにかく浸透が良い
・ジェルオキシは塗りやすくて早い
・とにかく浸透しやすく塗りムラが起こりにくい
・匂いもいいです(フルーツっぽい)
point ③ ワンカップにしない理由
今回はベースのトーンもほぼ同じなので、これくらいの残留だったらワンカップでも大丈夫なんですけど、一応根元には補正としてブラウンを多めに添加してトーンを少しだけ下げています。
point ④ バイオレットピンクを混ぜる理由
毛先のオレンジを飛ばしたいという理由で5%だけ添加しています。
point ⑤ ボンドカラーの放置時間
ボンドカラーは放置時間で色の入りをコントロールできるところがいいですね◎
・ペールトーンだと10分〜15くらい(25分のこともある)
・暖色だと長めに置いたりする
point ⑥ ボンドカラーの褪色が大好き!
暖色でも褪色が良く残留がしにくいので、次のカラーが作りやすいです。 残留したとしても剥がしやすいですし、ハイトーンカラーをヘルシーに続けていけます。 ルーツカラーなどいつもと違うデザインもしやすいですね^^
⚪︎お客様の思う綺麗な褪色 = 金髪以外のグレーなど綺麗な色
⚫︎美容師の思う綺麗な褪色 = 残留していない金髪
という感じで認識が違うと思うんですけど、深い色を重ねすぎたりすると脱染をしないといけなくなったり、今後叶えられない色が出てきてしまいますよね。綺麗に褪色してくれた方がリタッチで繋げていけるし、したい色も出来る。
僕はちゃんと「褪色して金髪になる」ということも説明して、お客様と長く良いお付き合いができるように心掛けています。
仕上がり
アイロンしてスタイリング剤をつけていない状態がこちら^^
そしてドライ後のオイルも何もしていない状態でこのツヤです!
ちゅるちゅるなベージュで、めちゃくちゃ可愛かったです、、!
これにしてくださいって言いたい色味ですよね^^
TOMさんのロングヘアの全体ブリーチのコツ
ライブ中にお話してくださったブリーチのコツを一部ご紹介!
「ロングヘアの全体ブリーチのコツ」
ロングの1パネルを1発塗布するとどうしても根本ばかりリフトしてしまうので、 リフトしにくい毛先から順に『3STEP』で塗布していく。
⑴ 毛先
⑵ 中間
⑶ 根本(コーミングで詰める)
ロングをワンタッチでいかなければならない場合は、例えば毛先を6%、中間・根元を4.5%にするなど、薬のパワーを変えるのもありですね。(髪の体力による)
例:スーパーロングヘアのハイトーンの作り方
1日で完成させず、まずは17.5Lvまで作って次回徐々にあげていきましょうという提案をする。理由は腰くらいまでのロングヘアになるとリフトが悪い可能性が高く、1ブリーチでは難しいから。
焦りは禁物ですね。確実に安全に!TOMさん、すごく勉強になります!
まとめ
今回はあえて残留がある場合のレシピ選定をテーマに施術いただきました! サロンワークの中でよくある問題ですよね!
①根元 モカブロンド:ハニーブロンド:6ブラウン 2:1:20%
②毛先 モカブロンド:ハニーブロンド:8ブラウン:8バイオレットピンク 2:1:20%:5%
どちらも ジェルオキシ3% 等倍
《今回のレシピのポイント》
根元のブラウンは毛先の残留に合わせるため、毛先のブラウンは明るすぎないベージュにするための目的色。
残留具合に合わせて、うまくブラウンを使いこなすことがカギでしたね^^
仕上がりのベージュが、まさに今みんなが求めるトレンドの色味でしたよね!残留問題はあるあるですけど、カラー選定だったり施術の計画まで考えて、その場だけでなくお客様と長く良いお付き合いをしていけるようにすること、本当に素敵だなと思いました。お客様もそんなに考えてもらえたら、すごく幸せですよね。TOMさんの優しさがジワジワ伝わってくる素敵なライブでした^^TOMさん、ありがとうございました!