絶対に避けたいハイライトの失敗を回避!

大人っぽさも可愛さもハイライトによって簡単に表現できますが、実は一歩間違うと失敗してしまう、意外と繊細なカラーなんです。
トレンドはどんどん変化していきますし、一言で失敗といっても様々…お客様がしっかりと満足できるスタイルに仕上げるために、ぜひ「失敗」についても今一度よく知っておいてほしいんです!

失敗①白髪ヘアーにご注意を!

一番気を付けてほしいのは、ハイライト部分が「白髪」のように見えてしまうこと!
ハイライトで人気なのは、サロンでも「黒髪×ハイトーン」の組み合わせではないですか?
黒とコントラストをつけることで、ハイライト部分が際立ってとても可愛く、満足感のあるカラーですよね。
しかし、失敗してしまうと…
画像:根元からがっつりブリーチで白髪に見えてしまう画像
このように、まるで「白髪」のように見えてしまうことも!

「白髪」の原因は?

白髪のように見えてしまう最大の原因として考えられるのは、「根元からがっつり白!」です。
みなさんはご存知かと思いますが、白髪をよく見ると、根元からどんどん退色していってるのがわかりますよね。そこで、根元から白やハイトーンカラーを入れてしまうと、白髪のように見えてしまいがちです。
もちろん意識している方がほとんどだと思いますが、ネットでも「ハイライト入れたら、白髪に見えて…」という声を多く見かけました。
とくに年齢層の高いお客様はハイライトにベージュなどが人気ですが、根元付近から入れてしまうと、白髪っぽく感じてしまうことが多いようなので要注意です。
また、毛束を細く、多めに作ってしまうのも白髪に見える原因の一つのようです。

「白髪」にならないためには?

細めのハイライトはもちろん可愛いのですが、色次第では白髪のように…
少し多めに毛束をとって染めたり、色味に暖色系をプラスして白髪を回避しましょう!
そして根元からがっつりブリーチではなく、グラデーションのようにカラーを入れることを意識してみてください。
根元をベースと同じカラーにすることで、かなり白髪っぽさが軽減されます!
ベージュやホワイト系のカラーはどうしても白髪に見えがちなので、特に注意するようにしてみてくださいね!

失敗②明るすぎて馴染まないハイライト

ハイトーンのハイライトカラーは、個性的な印象やこなれ感を演出してくれますよね!
ただし、入れ方によってはうまく馴染まず、そこだけ浮いてしまっているように見えることも…
画像:参考画像載せます(もっと酷いのあればそっちの方が◎)
こんな感じの仕上がりだと、「綺麗」とはちょっと言いにくいですよね。
髪に立体感をプラスしてくれるハイライトですが、これでは逆にべったりとした印象に。

「馴染まない」原因は?

これはみなさんお察しの通り、ベースとハイライトの「色味に差がありすぎるから」ですよね。
さらにブリーチした部分の退色が進み、オレンジっぽく目立ってしまうというパターンもかなり多いよう。ブリーチ部分の退色は避けられないことですし、なかなか難しい問題です。

しっかりと馴染むハイライトを

一番重要なのは、お客様の髪の癖や状態をしっかりと理解すること。
例えば、くせ毛の人はブリーチによって髪が痛みやすく広がってしまうので、チリチリとした印象になりハイライトの部分が浮いてしまいがち。
また、表面に入れすぎたり、毛先までがっつりカラーしたりしてしまうとハイライトが強く目立ちすぎてしまいます。
そこで、お客様の髪の状態や髪質に考慮して、ブリーチの範囲を変えるなど対策をとり、馴染むハイライトを実現しましょう。

綿密なカウンセリングで大満足のスタイルを

画像:綺麗なハイライトならなんでもOKです(黒×シルバーだとなお◎)

みなさんもお客様から「他のサロンでやってもらったら失敗した」という相談をされたことはありませんか?
失敗の中でも多いのは、美容師とお客様の「イメージの違い」ではないでしょうか?お客様にとっての「失敗」とは、きっと仕上がりが自分のイメージとは異なってしまうこと。
そんな失敗を少しでも無くすために大切なのが「カウンセリング」です。もちろん、みなさんもカウンセリングは重要視していると思います。
お客様にとって、ハイライトの完成イメージはなかなか想像しにくいもの。
そこで、カウンセリングを通してしっかりと仕上がりを伝え、お客様との間にイメージのギャップを無くすことが大切です。
カウンセリング時にお客様の髪質やダメージの状態を見極め、ブリーチの具合を調整することも美しくハイライトカラーを仕上げるために必要なことですよね。
カラーの技術はもちろん、お客様が安心して施術を受けられるよう、カウンセリングにも力を入れていきましょう!

おすすめのハイライトの入れ方

ここからはおすすめのハイライトの入れ方をご紹介していきたいと思います!
先程、失敗しないための入れ方をご説明しましたが、ワンランク上のおしゃれを目指すならもっと効果的な取り入れ方を知っておきたいですよね。

ハイライト×グラデーションで色の変化を楽しむ

画像:ハイライト×グラデーション(色は黒ベースならなんでも◎) 

ハイライトを根元から毛先までがっつり入れるより、グラデーションを作った方が自然なカラーに見えます。
先ほどは「白髪」を回避するために、根元を染めないという説明をしましたが、あえてしっかりめのグラデーションにすることで、色の変化を楽しめるスタイルを実現。
ベースカラー全体にしっかりとハイライトが馴染み、わざとらしくない印象に!
黒ベースなら、まとめりのある上品なスタイルに見える効果があるのでおすすめです。

ローライトも取り入れてムラ感を強調

ここでご説明したいのは、ハイライトとベースの間にあえてローライトを挟むスタイルです。
ハイライトとベースの間にあえてローライトを挟むことよって、一層ハイライトカラーが目立ちます。ベースが多少明るくてもブリーチをせずにハイライトを入れることが可能なので、髪の負担も軽減できますよね!
ベースとハイライトのギャップも和らぐので、染めているというわざとらしい印象も少し減り、あえての「ムラ感」を出すことができます。

黒髪と相性の良いカラーは?

最後に黒髪と相性の良いカラーをいくつかご紹介。
トレンドを知っておくことで、お客様にもカラーの提案がしやすくなりますよね!
黒は比較的どんな色と合わせても美しく見えますが、人気の「抜け感」などにこだわって、イマドキのスタイルを提供していきましょう!

さりげなく抜け感を出したいなら「ベージュ」

画像:黒×バージュハイライトの画像

ハイライトを目立たせずに、さりげない抜け感がほしいならベージュがおすすめです。
最近はハイライト以外のカラーでもベージュの需要が高まっていますよね!
ナチュラルなカラーなので肌に馴染みやすく、黒に入れても浮きすぎないのでおすすめ◎
ただ、白髪に見えやすいカラーなので入れ方には要注意です!

キラキラと可愛い「ゴールド」

画像:黒×ゴールドハイライトの画像

筆者はハイライトと言えばゴールドのイメージがあります!
少し入れただけでパッと明るく、存在感のあるゴールドは、ハイライトカラーを目立たせたい場合におすすめ。
例えばショートに入れると少しクールな印象に。ロングの場合ではキラキラと光が当たった時の可愛さがあります。
ハイライトは色落ち後の印象も重要なので、染めたてとあまりカラーが変わりすぎないゴールドは長く楽しんでもらえる一色です。

光の当たり方で色を楽しむ「ブルージュ」

画像:黒×ブルージュハイライトの画像

もう1つご紹介したいのがブルージュです!ブルージュは超大流行した「ブルー×ベージュ」のことですよね。
普通のベージュと違って青が入っているので黄味が少なく、さらに黒に馴染みやすいカラーです。
ブルージュに注目してほしい理由は、光に当たった時の青のおしゃれ感!室内で見ると「どこか抜け感のある黒」という印象を受けますが、外に出るとハイライト部分の青がしっかり際立って、こなれ感抜群ヘアーに!
オフィスワークをしているOLさんや、こっそり髪を染めたい学生さんにもオススメのカラーです◎

ハイライトカラーで黒髪も楽しく

黒髪は重たく見えがちですが、ハイライトを入れることで抜け感がでて、動きをつけることができます。
ナチュラルなカラーを入れて、さりげなくおしゃれ感を演出するも良し、ちょっと目立つ色で個性的な雰囲気を出すのもおすすめです。
完成イメージを明確にするために、お客様の雰囲気や希望に合わせて、カラーサンプルを見せながらのカウンセリングができると良いかもしれません。
満足いただけるヘアスタイルにするためには、色の選定がとても重要です!

ハイライトをもっと効果的に

画像:黒×ハイライト(当記事に取り扱われてない画像ならなんでも◎)

ハイライトカラーは多くの人に愛され、海外でも大変多く取り使われています。だからこそ、どのように入れるか、どのカラーと合わせるかをもっと慎重に考え、他にはない雰囲気を演出していきたいですよね。
また、お客様の理想通りに仕上がるように、カウンセリングにも力を入れいきたいところ!イメージの相違がないように綿密に打ち合わせをしていきましょう。

今後もハイライトカラーの仕方を独自に考え、サロンの売りの1つにしてみてはいかがですか?
B×Tでは、みなさんの仕事のお手伝いができるよう、これからもいろいろな情報を発信していきます。ぜひチェックしてみてくださいね!