美容師の国家試験の試験内容

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では、美容師の国家試験はどのような内容になっているのでしょうか?筆記試験と実技試験に分けて説明します!

筆記試験の内容

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筆記試験では、美容師に必要な知識を問う内容で、55問のマーク式で出題されます。また以下の7課目の中から出題され、60%の正答率であれば合格になります。①関係法規・制度、②衛生管理、③保健、④香粧品科学、⑤文化論、⑥理容(美容)技術理論、⑦運営管理
マーク式は記述式に比べると簡単そうに見えますが、出題される内容はかなり専門的なので、学校などで習ったことをしっかり復習して試験に挑みましょう!特におすすめの勉強法は過去問を何度も解くことです!そこから出題される問題の傾向を掴みましょう!

実技試験の内容

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実技試験では、美容業務を安全で衛生的に行う能力や技能を問われます。内容は大きく2つあります。1つ目はカッティングで、20分間でレイヤースタイルにカットする課題です。2つ目はワインディングかオールウェーブセッティングのどちらかから出題されます。オールウェーブセッティングは25分、ワインディングは20分の時間です。
これらと同時に「衛生実技試験審査」も行われます。清潔な身だしなみや手指の消毒、使用する用具の種類が相応しいかなどが厳しく見られているので、こちらも集中して取り組みましょう!

美容師の国家試験の受験者人数

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 試験は毎年秋期と春期に行われ、近年は合計で2万5千人以上が受験しています。美容学校を卒業する学生が多い春の試験で約3分の2が受験します。とはいえ、内容や合格基準が変わるわけではないので、春が人気というわけではありません。ですので、焦らず自分の受験しやすタイミングで受けることが良さそうです!

気になる美容師の国家試験の合格率は?

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合格率は春の試験が90〜80%、秋の試験が60〜50%くらいで推移しています。しっかりと勉強をしている専門学校の学生が多く受ける春の試験の方が、合格率が高くなっていると考えられます!実技試験では減点方式による採点なので、焦らずいつも通りの力を出せるように何度も反復練習しましょう。また、筆記試験もバランスよくどの分野も理解している状態にしておきましょう!

美容師の国家試験で気をつけたい3つのポイント

試験当日は緊張することが予想されるので、事前に気をつけるポイントを把握して、冷静に受験できるようにしましょう!

身だしなみ

試験では“清潔で作業をしやすく、衛生面に配慮されたもの”を着用するという指定があります。ボタンのかけ忘れや、作業の妨げになっている服装と判断されれば減点対象です。また、ヒールや厚底も動きくいと判断されて減点される可能性があるので注意です!

清潔感

身だしなみ以外に、使用する用具などにも清潔感が求められます。用具には細かい規定がたくさんあります。例えば「使用中」と「消毒済」の二つの受け皿を用意する必要があるなどです。もちろん、髪の毛や手指、服装などにも清潔感は求められるので、自分なりに厳しいチェックをして挑むと良いでしょう!

前提条件の把握

最後に、試験の前提条件をおさらいしましょう!まず、受験するためには25,000円の料金を払う必要があります。また美容学校に2年間通い、卒業した人だけが受験資格を得ます。しかし、その学校が厚生労働省の認可を受けている学校でなければ、資格はもらえないので注意です!

いかがでしたか?これから試験を受けるという方は、試験に対する緊張や不安があるかと思います。ただ、今まで受験された方々もきっと同じような状態になられていたと思います。ですので、今までやったことに自信を持って全力で挑んで欲しいです!この記事で試験の内容を理解して、ポイントをしっかり抑えていれば、良い結果が待っているはずです♪編集者も陰ならが応援しております!