美容室に行く前に妊婦さんはこんなことを心配している!
妊婦さんは、常に気を張りながらお外に出かけます。美容室に行く際、妊婦さんが抱える不安要素を4つピックアップしましたので、実際に妊婦のお客様が来店してきた状況をイメージしながら、お読みいただきたいです!
急な体調の変化
まず最初に妊婦さんが抱く不安要素として、急な体調の変化が挙げられます。妊婦さんは常日頃から健康状態に気をつけていますが、つわりや貧血などご自身で予測できない状況に陥ることがあります。妊婦のお客様がご来店された際には、最初に体調が万全であることを確認し、施術中もより一層気を配ってあげましょう♪ 1時間〜2時間座っているとお腹が張りやすいお客様もいらっしゃるので、こまめに会話をしながら施術することで不安を軽減することに繋がります(^○^)
カラーやパーマの薬剤が赤ちゃんに影響を与えないかどうか
「妊娠中もカラーやパーマはできる?」と不安を抱かれる妊婦さんも多いです。アルコールやタバコと違い、体内に吸収されるものではないため、カラーやパーマは胎児に影響がないことをお伝えしてあげましょう!施術の注意点として、妊娠時は刺激に敏感になるため、適度な間隔で体調の変化に気を配りながら施術をするよう心がけていただきたいです。
薬剤が肌について痒くならないか
妊娠期間中、妊婦さんはアレルギー反応を引き起こしやすい体質になっています。妊娠中はホルモンバランスが崩れやすく、頭皮に肌荒れを起こしやすいお客様もいらっしゃいます。皮膚トラブルが生じると、妊娠中には使用できない薬があるため、治療が制限されてしまうこともあります。美容室にご来店される不安を、少しでも軽減したいですよね!お客様が不安に感じている部分を事前によく聞き、カウンセリングの際にはより丁寧な説明をしていきたいですね。パッチテストの案内と一緒に、皮膚刺激の起こりづらい施術方法や、頭皮に痒みや赤みが起きたときには中断する可能性があることなどの説明をしておきましょう。
シャンプーの時に苦しくならないか
妊婦さんはお腹が大きくなっていることから、シャンプー台にも配慮が必要です。足を曲げたままだと違和感があるお客様は、足を伸ばせるようにフットレストを調整するなど、ダランと好きなように足を伸ばしてリラックスした状態へとお声かけしてあげましょう♪ また、お腹をピンとまっすぐ伸ばすと違和感があるお客様には、サイドシャンプー台で苦しくなりやすいので、シャンプー台の上で膝を曲げて寝ると楽になることを妊婦さんにお伝えしてあげましょう💪
美容師として施術の際に気を付けるべきポイント7点
実際の施術で、美容師さんが注意すべきポイントを7点ご紹介します。思わぬことで体調を崩される妊婦さんもいらっしゃるので、より一層のご配慮・気遣いを心がけましょう!
こまめに声かけを行う
こまめにお客様にお声かけを行い、体調の変化に気を配ってあげましょう!例えば、生まれてくる赤ちゃんのお話しや、最近の悩みごとを話題にしてみてもいいですね。親近感を持ってもらうことで、体調に変化が起きた時にも、相談してもらいやすくなります。不安要素を抱えてご来店されるお客様も多いため、こまめな声かけで少しでも不安要素をなくしてあげながら、美容室での時間を楽しんでいただきましょう♪
飲み物やお菓子にも気を配る
喉が渇きやすいお客様もいらっしゃるため、妊婦さんには飲み物やお菓子にも配りましょう!お水を出している美容室であれば、お水を欲しがっていないかこまめに確認したり、チョコレートなどをあげたりすると心に安心感を与えることができます♫ ちょっとした美容師さんの些細な心遣いが、妊婦さんの大きな支えになります!
妊婦さんが来店されたらできるだけ優先的に対応する
妊婦さんがご来店された場合は、他のお客様の様子も伺いながら優先的にご対応していただきたいです。この理由として、① 体調に変化が起こりやすいこと ② 妊婦さんは長時間の施術がしんどいこと が挙げられます。体調の変化が起こりやすいのはイメージしやすいですが、「長時間の施術が妊婦さんにとって疲れてしまう」というのはご自身以外では気づきにくいものです。他のお客様への配慮もしつつ、もし妊婦さんに何か体調変化などあれば、優先的に対応してくださるとお客様も安心です!
カラーやパーマの薬剤は赤ちゃんに影響を及ぼすことはないことを伝える
前の見出しでもご紹介しましたが、カラーやパーマの薬剤は胎児に影響がないことをお伝えしてあげてください!体内に吸収するモノではないため、基本的に心配をする必要はありませんが、薬剤を使用することへの不安を抱えている妊婦さんもいらっしゃると思うので、事前のカウンセリングできちんとご説明をし、少しでも不安要素を取り除くよう心がけましょう(^○^)
頭皮につかないぎりぎりで染める「ゼロテク」を実践する
カラー剤を使用する際は、頭皮のぎりぎりで染めるゼロテクの技術がおすすめです!薬剤が頭皮についてヒリヒリ感を感じてしまうお客様や、胎児への悪影響を疑ってしまうお客様もいらっしゃるかもしれません。妊婦さんはいつもより刺激に敏感になっているため、薬剤が地肌について刺激を与えないためにも、ゼロテクの技術を用いて薬剤が地肌につくことを未然に防ぎましょう♩
ジアミンフリーのカラーやヘアマニキュアをおすすめしてみる
カラー剤の成分によって、アレルギー反応を示すお客様もいらっしゃいます。アレルギー反応自体を未然に防ぐため、ジアミンフリーのヘアカラーやヘアマニキュアで染めるのがおすすめです♪ ジアミンアレルギーを持っていないとおっしゃられる妊婦さんも、ご自身でアレルギーを把握してないお客様もいらっしゃるかもしれないため、カラー剤の成分には注意が必要です!
クッションやブランケットなどを用意する
妊婦さんには、必要に応じてクッションやブランケットなどの配慮をしてあげましょう!クッションを用意することで、妊婦さんが楽な体勢で施術を受けられたり、ブランケットで体が温かい状態で施術を受けられたりします。お客様側から言いにくい場合も多いと思うので、美容師さん側からお声かけしていただけると、お客様も言いやすいと思います(^○^)
妊婦さんにおすすめしたいカラー3選
続いて、妊婦さんにおすすめしたいカラー3選をご紹介します!妊婦さんはいつもより来店できる頻度が低いため、色持ちの良いカラーの中からおすすめの色をピックアップしました♪
【赤味や黄みが出る方に】アッシュベージュ
アッシュベージュカラーとは通常のベージュにくすみ感のあるアッシュを混ぜたカラーで、ナチュラルかつ透明感のある雰囲気を作ってくれます!アッシュカラーは、他のカラーよりも色落ちの差が激しいため、カラーの前後で変化を楽しむこともできるんです!なかなか頻繁に美容室でカラーリングができない妊婦さんに、2パターンのカラーができるアッシュベージュがおすすめです◎
【イエベの方に】ウォームブラウン
ウォームブラウンとは、カラーの中でもブラウン、イエロー、ライトブラウンなど明るい茶褐色を混ぜたカラーです。明るめのトーンの場合、イエベの方により相性が良く肌が明るく見える効果があり、明るい印象を与えてくれるのでおすすめです!暗めのトーン〜明るめトーンまで幅広く明るさが選べるため、お客様のその時の気分や理想の雰囲気に合わせて、明るさを提案してみてください(^○^)
【透明感が欲しい方に】オリーブグレージュ
オリーブグレージュは、透明感のあるグレージュとマットで肌馴染みのいいオリーブを組み合わせたカラーです。髪の赤みを抑えてくれる色の組み合わせなので、髪に透明感がほしいお客様におすすめです!特に、オリーブグレージュは寒色系ならではの凛とした印象を与え、まさに透明感が欲しいと感じているお客様にはもってこいのカラーです♪
妊婦さんにおすすめしたいヘアスタイル3選
なかなか妊婦さんは美容室に行けないため、来店の際には納得のいくヘアスタイルに仕上げていただきたいですね。今回はその中でも妊婦さんにおすすめのヘアスタイル3選をご紹介します!
【テクニックいらずで一気におしゃれに】デコ出し×ミディアムパーマ
クセ毛を活かしたパーマのミディアムヘアです!妊婦さんは、アイロンでの動きを加えた時間をかけたセットが体に負荷を与えることもあるため、パーマで一気におしゃれにセットするのがおすすめです♪ おでこを出した明るい印象と、無造作風のパーマで大人らしさがUP!一回パーマをかければ数ヶ月はキープができるため、なかなか美容室に行けない妊婦さんにもおすすめのヘアスタイルです。
【時短でできる】外巻きボブ
普段内巻きで髪型を仕上げることが多いお客様に、いつもと一味違った外ハネボブを提案してみてはいかがでしょうか?!妊婦さんはなかなか同じ体勢でヘアセットに時間をかけると、体調が変化してしまうこともあるかもしてません。「時間はかけたくないけどおしゃれもしたい」お客様に、ぜひおすすめの髪型です◎
【小顔効果も期待できる】センター分け×ボブ
幅広い年齢層のお客様から評判が高く、トレンドのセンター分けとボブの組み合わせは小顔効果とあわせて可愛さUP!こちらのヘアスタイルの一番の魅力は、アレンジの豊富さです。前髪の長さでアレンジの幅が広がるため、前髪が短い時期と長い時期との2回楽しむことができます(^○^) おしゃれなボブ×センター分けで、妊娠時にもお客様にヘアアレンジを楽しんでいただきましょう♪
いかがでしたか?今回は、妊婦さんがご来店された際に気をつけたいポイントやおすすめスタイルをご紹介しました!妊婦さんは日々抱えている不安も多いもの。美容室に来た時にはリラックスして気分転換していただきたいですよね!妊婦のお客様にはより一層、細やかな配慮と積極的なコミュニケーションで、安心感と居心地の良さを感じてもらいたいですね(^○^)