美容師 VS シュワルツコフ 最新テクノロジーを扱う研究所の秘密を暴く
画像:公式サイトより引用
シュワルツコフといえば、
・「ファイバーボンドテクノロジー」をはじめとするブリーチ関連の最新技術や、
・「ブリーチカラー後であってもツヤのある髪」
・「ハイトーンには欠かせないクリアな発色」
などと、ドイツに本社を構える企業でありながら、120年以上の歴史とパワフルな技術力は日本の美容業界でも広く知られている。
ブリーチカラーへの探求心が止まらない3人。全国の美容師仲間を代表して、ケアブリーチの代表格「ファイバープレックス」を生み出したシュワルツコフに真っ向勝負を挑んだ。
BTチーム3人↑
「その秘密。丸裸にしてやる…!!」
いつも笑顔の四方田も、この表情です。
白衣に着替えて、気合い十分の3人。
突撃取材、スタートだ!!!
突撃したオタク美容師さんの紹介
お名前:笹原良平さん(画像中央)
サロン:Hui hair design 店長
Instagram:@sasasasa2631
ハイトーンカラー、デザインカラーを得意とし、講師活動も積極的に行う。Instagramでは、カラーレシピや薬剤の豊富な知識を日頃から積極的に発信している。
お名前:竪山 慎太さん(画像左側)
Instagram:@tateyama_shinta
バレイヤージュやシャドウルーツなど、デザインカラーを得意とする。10代〜白髪世代まで幅広く施術を行い、ブリーチに対する豊富な経験と知識を持つ。
【裏側】関わる人はのべ100人以上⁉ 薬剤が生まれる場所を覗いてきた
シュワルツコフさん
ここは、研究員が開発をするラボです。 ”ザ 化学実験” といった感じで、研究員が薬剤の調合などを研究しています。
カラー剤作りは、「こういう色をつくりたい」という目標があって、それを目指して試行錯誤を重ねます。出来たものは評価を繰り返して、改良を重ねていく流れです。
ボンドカラーで言うと、ファッションカラーだけで64色あります。その1色ずつを改良したり、工場の人と連携したり…1つの製品が出来上がるのに、とても多くの人が関わってできています。
四方田
1本出来上がるのに、とてつもない労力と時間がかかってるわけですね…(このこだわりがファンを生む秘密か…?)
~テストセンターに移動~
シュワルツコフさん
テストセンターは、カラー剤を実際にモニターさんの頭半分ずつでテストしたり毛束で試したりして、その結果をラボにフィードバックする場所です。
テストスタジオとラボが近いので、つくったものをすぐに試して、改良できる動線になっています。
ここは、色だけを見る”カラーチェックルーム”です。全部の色がバランスよく見える、特別な照明と部屋の作りになっているんです。
この部屋があるおかげで、時間や天候に関係なく、毎回同じ条件でテストをすることができています。
笹原さん
色だけのために、この設備…薬剤チェックへの熱意が伝わってきますね。
シュワルツコフさん
手触りの研究においても、チェックする毛束についてかなり調べてきました。サンプルの毛束がどんな処理を受けた状態にしておけば、実際に人間に施術した場合と近くなるのか…といった内容です。
ちなみに、ブリーチオンカラーの開発では、長い毛束を大量に作りました。元々黒かった人毛の毛束をブリーチして、レベル別、ブリーチ回数が違うものを作ったんです。
竪山さん
カラー剤を試す前の準備段階でも、かなり時間がかかってるんですね。
実証!ファイバーボンドテクノロジー、クリアな発色の最新技術を体験
3人は、シュワルツコフの技術力の秘密をさらに暴くため、研究員の皆さんと実験を行うことに。
毛髪の”保護・強化”=ファイバーボンドテクノロジー
シュワルツコフさん
”ファイバーボンドテクノロジー”は、保護と強化の2つを合わせることで、枝毛・切れ毛を98.6%削減しています。そのパワーを実験でお見せしますね。
まずはファイバーボンドテクノロジーの”保護・強化”の考え方についてです。
ジカルボン酸があることで、ボディーガードのように髪の毛に定着して保護してくれます。
強化に関してですが、ダメージを受けた毛髪はマトリックスの結合が損なわれて、繊維同士がバラバラになり枝毛や切れ毛になりやすくなっているんです。そんな毛髪の内部も、ボンディングサポート成分を入れてあげることで強化できるんですね。
ブリーチ毛をファイバーボンドテクノロジー有り無しで比べると、更にわかりやすいです。テクノロジー有りだと毛がしっかりしているんですが、無しの方はブツブツ切れてしまう。
BTチーム
一同:おおお~すご!こんなに違うんだ。
シュワルツコフさん
もう1つの特徴の”透明感”についても、見ていただきましょう。カラー後の髪の透明感で大事なのは「リフト力」と「オンカラーが濁っていないこと」です。
毛髪のメラニン色素がしっかりとブリーチされて、なおかつカラー剤も濁り無く透明感のある処方でしたら、こんなに透明感が出るんです。
笹原さん
下の文字が透けて見える!!(実験楽しい…)
シュワルツコフさん
カラーの色持ちに大きく貢献している”DDブースターケラチン”についても、試してお見せしますね…
ファイバーボンドテクノロジー、色持ちの良さ、ジェルの伸びの良さ(なめらかで引っかからない。コームの通りも良い。)など…
ファイバープレックスの技術力の秘密を、数々の比較実験を経て、目の当たりにしたBTチーム。
表情が少しずつ緩んできました…!
【新製品】最新の技術力が最大限に活かされた2024トレンドカラー★
2024流行のミュートカラーが新色として登場!
↑シュワルツコフ提供画像
シュワルツコフさん
肌馴染みのいいミュートベースを採用した、ナチュラルなのに洗練されたモード感を演出できるブリーチオンベースシェード。
グレイッシュピンク、スモーキーマット、シルバーアッシュのミュートカラーの3色を新たにリリースします。
ミュートカラーというのが「くすんだ柔らかな色み」のことを指すワードです。
2024年は、メイクやヘア業界で落ち着いた柔らかいカラーがトレンドになってきているので、ブリーチオンカラーでもその色みを再現しました。
ベストな発色と質感のために、必要最小限のアルカリと10レベル相当の染料濃度に加え、
ファイバーボンドテクノロジーの搭載、BB(ブリーチ ベース) ケア コンプレックスなどのケア成分を配合しました。
笹原さん
この前少し試させて頂いたんですが、単品の色みが綺麗だし、補正としてもよく使えますよね。あと、明度差のある髪にカラーしても、褪色が均一に見えるのが驚きでした。
シュワルツコフさん
ありがとうございます✨そうなんです、補正カラーとしてもよくなじんで使いやすいとのお声が美容師さんから届いています。
ボンドカラーのピンクが流れづらい理由?気になる疑問をぶつけてみた
四方田
いや~色々と体験させていただきありがとうございました。最後、BTチームのお2人からシュワルツコフさんに質問があるとのことで、そちらもお答えいただきたいです!
笹原さん
シュワルツコフさんは業界でいち早く処理剤を広めたというイメージがあるんです。今はいろんなメーカーさんから処理剤が出ている中で、今後のシュワルツコフさんが処理剤をどんな風に展開していくのか教えてほしいです。
シュワルツコフさん
ダメージした部分をケアして補修することはもちろん大切ですが、我々は”そもそもダメージさせないように”という考え方を大切にしています。
毛髪の”保護・強化”という軸はブレないようにしつつ、次の最適な剤というところは、現在進行形で我々も探っているところです。
笹原さん
なるほど…どんな剤が出るのか楽しみです。
今度リリースの新色カラーは、どういう開発背景があったんですか?
シュワルツコフさん
今までボンドカラーは、「狙った色を出しやすい」と好評を頂いてたんですが、ヒアリングしていくと”複雑履歴”に悩まれている美容師さんも多くて。
単品も綺麗だけど、そういった複雑な履歴の毛髪に補正もできて、ムラにもアプローチできる製品が必要だなと感じたことがきっかけです。
竪山さん
あと、ボンドカラーのピンクって、すごく色みが流れづらい印象があるんですけど、その理由も教えてほしいです。
シュワルツコフさん
ピラゾールという染料が理由として挙げられると思います。きれいな色みが出やすく、流れづらいというのが染料の特徴ですね。
あとはケラチンなど、毛髪の穴を埋めるような成分も色みが抜けづらい理由になっています。
...その後も薬剤に関する熱い議論は2時間弱も続き、学びと驚きの1日が幕を閉じました✨
BTチーム=シュワルツコフ大好きチームに⁉
竪山さん
こんなに熱い思いをもって皆さん研究してたのか…開発の裏側を見ちゃったら、もう薬剤1ミリも無駄にできないですよね。
笹原さん
ほんとに!チューブ捨てるときに皆さんの顔が浮かぶよね(笑)一滴残らず使わせていただきます。
肩を並べるBTチームとシュワルツコフチーム。みんなシュワルツコフが大好きになって帰りましたとさ。(完)
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いかがでしたか?普段何気なく使っているカラー剤も、こんなに苦労して研究開発されているんですね…!その1つ1つに研究員の方々の想いが詰まっていると思うと、1ミリも無駄にせずに使いたいと言っていた気持ちもわかる気がします😊トレンドを捉えたボンドカラーの新色や、資生堂プロフェッショナルとシュワルツコフの技術力を結集して生まれたヘアケアなど、気になった方は、ぜひお問い合わせしてみてくださいね♪