『ボンドカラー』の魅力とは?
<引用:Schwarzkopf Professional >
毛髪を保護・強化しながら施術できる『ファイバープレックスカラー』が、さらに進化した”ブリーチオンカラーのためのカラー剤”。
ジカルボン酸が配合のされたジェルオキシも今回注目のひとつ!
塗り心地や発色については、この後の施術で詳しくレビューがあります!
施術内容
モデルさんのbeforeは、2cm程のブリーチリタッチ+毛先は脱染された状態。
こちらをワンカップで、根元から塗布→その後毛先の塗布、という手順です。
毛先を塗布終了後に全体チェックし、塗り終わって15分で水洗でした!
(ペールトーンの場合はベースによって色の入り加減を見ながら放置タイムを決めるそうです。)
[ 今回のレシピとベースの脱染レシピ ]
【ベース】 2cm弱のブリーチリタッチ + 毛先を脱染した状態
【毛先の脱染レシピ】
FIBER PREX クレイブリーチ + ジェルオキシ = 2倍
5分放置で色味が抜けたら水洗
【今回のレシピ】
ピンクブロンド:PYR=2:1 クリア3倍
3%ジェルオキシ 等倍
全体を通してのメモポイント
☑︎ジェルオキシは塗りやすさを求めたオキシ。
コーミングをあまりしなくても裏面まで浸透し、コスパが良い。
粘性はゆるく塗りやすいが、根本には溜まりにくい。
(ピンク系カラーの多くは毛先から塗ることが多いが、今回はリタッチ部から溜めて塗布。)
クリームオキシと混ぜて粘性を調節するのも良い。
☑︎微アルカリで発色も良く、約10トーンの明度で作られている。
配合する際は目的色を薄めるイメージで作ると良いそう。
☑︎ピンク系は水洗の時流れやすいが、ボンドカラーはジカルボン酸でダメージケアされているから、薄めても流れにくい。
☑︎8レベル以下に仕上げたい場合は、ベーシックシェードと混ぜて下げても良い。
☑︎今回のような、ピンクに対して “クリア3倍” という比率は、
流れやすい薄いピンクもチャレンジしやすいレシピだそうです!
仕上がり
シャンプー台ではファイバープレックスのシャンプートリートメントを使用。
ボンドカラーに入っているジカルボン酸と処理剤としてファイバープレックスの2番、 ドライ前にボンドオイルをつけただけの仕上がりです。
トリートメントせずでも、ツヤツヤな仕上がりでした!
淡いピンクが可愛い!
【番外編】「ピンクブロンド」毛束検証
ホワイトと18Lvの毛束を使用して、 ベースと配合と放置時間が違うものを検証していただきました。
・ピンクブロンド2:PYR1:クリア3 ジェルオキシ等倍
→(左2本)30分と、(右2本)10分でかなり発色が違ってくる。 少しオレンジ味があるベースでも濃いめなら発色してくれそうですよね。 今回はこの間をとって15分ですね。
・ピンクブロンド2:PYR1:クリア10倍
→ 薄くて少し紫っぽいピンク
・PYRを混ぜなかった場合=ピンクが出ない
→(左2本) ピンク味が出ず青味が出る。綺麗なグレー味です。
放置時間でかなり発色が変わってくるので、 放置時間はシビアに見ることが大切!ということがよく分かる内容ですよね◎
質問 Q&A
インスタライブ中にあった質問をまとめています!
質問が盛りだくさんだったので一部にはなりますが、グッドクエスチョンばかりでした!
――Q.ボンドカラーで同じような配合をした際に、ところどころ白くなることがあるのですがなぜでしょうか?
A.①PYRの混ぜムラの可能性があるので、よく混ぜること。(目安は100回)電動マドラーで混ざった気になってしまうが、カップの端に溜まっていることが多いかもしれませんね。
②ベースの抜きムラの可能性もあるかも。
――Q.ジェルオキシを使用すると根本にたまらない感じがあります。根本の場合ジェルオキシは少なめがいいですか?
A.クリームオキシもあるので3:1などして粘性を上げるのもありですね。
ボンドカラーは、根本の放置時間を置く想定で作られているので、根元から塗布を始めて時間が置けるように施術するのをおすすめします。
――Q.ワンカップなんですね! 根本と毛先の発色に差が出ないですか?
A.ワンカップにするために、根本と毛先のトーンを合わせておくのが大切です。 根本のほうが抜き過ぎていたり、毛先を脱染しないままだったら差が出てしまうかもしれません。
――Q. 暖色系の放置タイムは、この場合どれくらいですか?
A. 今回のようなペールトーンの場合は15分くらい、しっかり発色させたい場合は20分くらいです。 基本的に塗り終わった時の色の入り具合を見て決めています。
――Q. クリアの配合はどう考えてますか?
A. なんでも試してみて、感覚を掴めるようにしています。 薬剤によって違うので、やっぱり実際に自分で使って感覚を習得するのがおすすめですね。
――Q. ボンドカラーの良いところは何ですか?
A. たくさんあるんですが、特に良いところはジェルオキシが塗りやすく浸透しやすい、ジカルボン酸のおかげで髪の強度が増すところです!
――Q. 一人でブリーチするときに気をつけることは何ですか?
A. リタッチだとしたら、トータルどれくらい塗布の時間がかかるかを考えて、 最終到達明度に合わせて作り分けたブリーチを使っています。3〜6%の中で、3〜4カップに分けて作るイメージです。
プロフィール
笹原 良平(ささはら りょうへい)
福岡市西区 Hui hair design|店長
Instagram:@sasasasa2631
いかがでしたか?ピンクカラーについての考え方や、ボンドカラーの良さがよくわかる内容のインスタライブでしたね!
何より仕上がりのピンクが可愛い!淡いのにしっかり発色が綺麗でした!
笹原さんの解説もわかりやすく、すぐに使える知識が満載ですね◎
明日からの実戦で、何か皆さまのお役に立てれば嬉しいです^^