やわらかさをもたらすフィルメロウの概要
フィルメロウは、ブローやヘアアイロンなどの熱で硬くなった髪の悩みにアプローチするヘアケア商品です。
【ラインナップ】
サロントリートメントは「4step salon treatment」、ホームケア用品はシャンプー、ヘアトリートメント、ミルクがあります。ラインナップはAujuaの中では比較的少ないですが、「熱で硬くなった髪をやわらかくする」という視点が面白いためついつい手に取ってみる人も多いようです。
【香り】
「熱で硬くなった髪に、深みのある極上のツヤがよみがえるように」という想いをこめて「赤薔薇」をイメージ。（※ミルボン公式サイトより引用）
サロントリートメントで香りに惹かれ、ホームケア用品を買ったという声も多数ありました。
【値段】※公式サイト参照/いずれも税込み価格
✔シャンプー：250mL￥3,080/500mL￥4,620/1L￥6,930
✔ヘアトリートメント：250g￥4,180/500g￥6,270/1kg￥9,460
✔ミルク：100g￥2,860
熱によって髪が硬くなるプロセスと原因
そもそも熱によって髪が硬くなるとはどういうことなのでしょうか。髪の仕組みから少し紐解いていきましょう！
熱変性は髪の健康を損なってしまう原因に…
髪は皆さんもご存知の通り、大部分が「タンパク質」からできています。そして髪は外側から順に「キューティクル」、「コルテックス」、「メデュラ」の大きく分けて3部分から構成されています。
160℃以上の加温の繰り返しでコルテックス内部の繊維構造が変性して弾力が低下、200℃以上では壊れてしまいます。また、高温の状態ではアイロンやコテでこすったり引っ張ったりするとキューティクルが脱落してしまう恐れもあるのです。そしてその結果、手触りが悪くなったりツヤが失われてしまったりします。
そのためアイロンやコテを160℃くらいに設定し、出来るだけ髪に当てる時間を短くすると良いのですが、どうしても毎日使用していると蓄積されてしまい結果的にダメージヘアに繋がってしまいます。
もう少し分かりやすい例を使ってお話してみましょう。例えばお肉もたんぱく質でできています。皆さん食べる時には加熱をすると思いますが、そうすると柔らかかったお肉は硬くなりますよね。髪の毛もそれと同じで熱を加えると硬くなってしまうのです。
成分から見たフィルメロウの特徴
フィルメロウ トリートメントの配合成分上位5つ
| 水 | |
| セタノール | ・乳化補助…ジェル～ジェル寄りのみずみずしい質感をもたらす ・感覚改良…適度にエモリエント性があり、皮膚に滑らかさと肌ざわりの良い感触を付与する |
| べヘントリモ二ウムクロリド | ・帯電防止 |
| BG |
・皮表の柔軟化および水分量増加による保湿作用（中程度の比較的穏やかな吸湿性あり） ・TEWL（皮膚表面から空気中へ水分が蒸散される皮膚水分蒸散量）抑制によるバリア改善作用 ・抗菌・防腐による製品安定化 |
| アモジメチコン |
・潤滑性付与によるヘアコンディショニング作用 →毛髪と馴染みがよく、潤滑性と持続性に優れる。特に毛髪のダメージ部分にしっとりした滑らかな感触を付与する。 ・帯電防止 |
フィルメロウ ヘアトリートメントの成分をもう少し分かりやすく説明！
もう少し詳しく見てみましょう。
私が注目したいのは4番目に配合されているBGという成分です。BGはグリセリンよりは保湿力がやや劣ってしまいますが、さっはりしています。また、香料の保留剤として使われることもあるため香りが逃げにくいという特徴もあります。
結果としてフィルメロウ ヘアトリートメントは比較的みずみずしいテクスチャーで毛髪馴染みがよく、保湿が期待できるでしょう◎
結局どんな人におすすめのトリートメントなの？
ここまで髪が硬くなるプロセスと成分を中心にフィルメロウ トリートメントの特徴を見ていきました。しかし、結局どんな人におすすめの商品なの？と思っていらっしゃる方もいるかもしれません。
私が思うにこの商品は、
✔ロングヘアでアイロンやコテを日常的に使う人
✔元々の髪質ではなく、熱によって髪が硬くなったと感じている人
に特におすすめの商品だと思います。
逆に、ダメージヘアではない人にはおすすめできないように感じます。また、つけすぎてしまうとべたついてしまう成分も入っているので段階的に分けて塗布することがポイントになるでしょう。
記事執筆をしている私もロングヘアでカラーもしており、週の半分程度はコテを使って巻き髪にしているのでフィルメロウ トリートメントを使ってみたくてたまりません！（笑）
多方面から人気の理由を探ってみよう！
①熱で硬くなってしまった髪にやわらかさをもたらすトリートメントが珍しい！
→サロンで出来る、酸の成分と熱を利用した「酸熱トリートメント」や「ケラチントリートメント」は聞いたことがある人もいるかもしれません。しかしどうしてもサロンでしかできなかったり施術費用が高価だったりして断念してしまうお客様も多いように感じます。フィルメロウ トリートメントも決して安価とは言えませんが、伸びがいいと感じている人が多く、量展開も豊富なのでお客様も手が出しやすいでしょう！
②容器のフォルムが可愛い！
→使用感はもちろん、ころんとしたフォルムが可愛い！という声も多いようです。また、香りとマッチしたローズカラーも上品です。インテリアのような感じでヘア用品もオシャレに置きたい！という美容師さんにおすすめです。
③心を解きほぐす、優しいバラの香り
→バラ、と一言に言っても香りの強さは様々。フィルメロウのバラの香りはほのかなので強い匂いがあまり得意ではない方も使いやすいと思います。口コミを見る限りでは、香りが好きで気に入って使っているという人も結構いました。
・傷みが早いので髪を早い段階で切ってしまうことが多いです。そこで美容師さんの相談して勧めてもらったのがこのトリートメントでした。お値段は高めですがコスパはいいです。
・毎日髪を乾かしたりアイロンをあててる私の場合、熱によって水分を失いパサパサした髪でした。
しかし、このアイテムを使用してからはサロンから帰った時のような触り心地がしました。
・2年くらいリピートしています。毎日コテを使うので、今のところこ熱ダメージ用のフィルメロウが一番合ってる気がします。
・少しお高いトリートメントなので期待はしていましたが、コスパが悪い…仕上がりに関してももう1歩という感じがしました。
不満はそこまでないですが、期待値が高かったせいなのかリピートはないです。
・お値段が割と高めなので、ちまちま使ってしまいます…。
・多毛で硬くて広がるから3年ぐらいシャンプーとトリートメントをオージュアのフィルメロウで揃えていますが、高くてお財布が悲鳴をあげています…
フィルメロウ ヘアトリートメントと類似した商品
・LaClair eau Radical repair
・【特徴成分】
● オーガニックサボテンオイル
● 反応型メドウフォームオイル
● 浸透型菜種オイル(
・230g 希望小売価格￥2,800-（税抜）/600g 希望小売価格￥5,600-（税抜）
※詰替リフィルタイプ
いかがでしたでしょうか。たくさん種類があるAujuaの中でも「熱で硬くなってしまった髪にやわらかさをもたらす」という珍しいタイプのシリーズだということがお分かりになったと思います。特にロングヘアでアイロンやコテをよく使用している人にうってつけのトリートメントだと言えるでしょう。とは言ってもつけすぎると効果が感じられない可能性もあるので、分けながら少しずつ塗布したり、お客様のダメージ度合いに応じて量を調整したりすると良いですね♪
