【その1】17レベル以上を目指すべし
16レベル(黄色味が強く透明感が出づらい)でブリーチを流してしまうと、その後のカラーで失敗しやすくなります。まずは17レベルの明るさを見極める目を養いましょう。
【その2】抜けムラはブラウンでぼかすべし
体温が高い根本が特に明るくなりやすいです。ブラウンをミックスすることで、彩度を下げて色むらが出にくくなります。
【その3】補色を入れるべし
よくあるのが、「グレー系にしたいのにミドリっぽくなってしまった」、「赤系にしたいのにオレンジっぽくなってしまった」という事案です。これらはベースに対しての補色が足りないことが原因。ベース(黄色)とカラー剤(青)が混ざるとミドリっぽくなり、ベース(黄色)とカラー剤(赤)が混ざるとオレンジっぽくなるのです。そのため、黄色を打ち消すムラサキが必要という事です。
ブリーチのキホン まとめ
まずはブリーチで全体を17レベルまで明るくする。
次に、抜けムラがある場合はオンカラーの薬剤にブラウン系を20%ミックスする。
最後に補色を入れて色ブレを防ぐ。
この3つを目指していけば、大成功とまではいかないものの、大きな失敗は少なくなるはずです。次回はブリーチ剤のパワーのコントロールやレシピの考え方などをまとめてみようかなと思います。
プロフィール
稲毛竜太
ミルボン、ホーユー、ルベルのカラー認定講師を務める仙台にあるgisele エリアマネージャー
Instagram:@inake x.gisele
EDITOR’S REVIEW
セミナーや講習会をする時によく質問される内容をまとめてみました。お店の先輩がカラー知識が無くブリーチをやりたいけどわからないという人向けに作ったのでぜひ参考にしてください。