トナーからスタート?時短デザインカラーに注目!
四方田
本日は2代目エドルレンジャーの青レンジャー、Hui hair designの笹原 良平さんに、青縛りのデザインカラーを解説していただきます!

笹原さん
今回はトナー後に、LebeL(ルベル)の塩基性カラー「エドル ヨヨ」を使ってデザインしていきます! 時短で仕上げるデザインカラーのコツもお伝えします。よろしくお願いします!
ーーエドルレンジャーとは?
カラーの楽しさや「エドル」の魅力を発信するために結成された、美容師5名によるチーム。 2代目メンバーの詳細は、こちらの記事をチェック!☆
美容師さんプロフィール

笹原 良平 氏|@sasasasa2631
圧倒的な知識を駆使した薬剤、処理剤のインスタレシピで、フォロワー数2万人オーバー。福岡の若年層を独占するダメージレスなハイトーンは、 1ヶ月以上の予約待ちは勿論の事、九州各地からサロンにご来店されるお客様でブリーチ比率7割超え。アシスタント1年目から熟練者までしっかり学べる技術を伝授する。
モデルさんのbefore
〈モデルさんの髪の状態〉
・2回ブリーチありで18レベルぐらいの明るさ
・1か月前にグレー系のカラー
・毛先はオレンジ系の残留がある


まずはトナーでベース作り!
笹原さん
先にトナーをするので、ウエットの状態でシャンプー台に移動していきます。
トナーは、発色が濃くなりすぎないよう調整した配合です。
〈トナーのレシピ〉
[エドル] A-5:A-3:WV-9=1:20%:5%
OX2%:OX6%=1:1
シャンプーを総量の5倍

エドルn〈医薬部外品〉80g 全81色
「赤み」を消し、髪の芯から発色。 透明感のある色みが続くヘアカラー。
(引用元:LebeL公式HP )

エドル ヨヨ〈化粧品/染毛料〉 120g 全12色
あざやかなハイトーンも思いのまま、多様な色表現をかなえる塩基性カラー
(引用元:LebeL公式HP)

エドル ヨヨ クリア〈化粧品/染毛料〉 400g
エドル ヨヨとミックスして 彩度や濃度をコントロール。
(引用元:LebeL公式HP)

SEE/SAW ヘア&スキャルプシャンプーB
根元から毛先までなめらかで、しなやかな質感に。透明感のある、やわらかな印象の艶髪へ導きます。
(引用元:LebeL公式HP )
笹原さん
トナーは寝た状態で塗るイメージがあると思いますが、今回は先に体を起こしてネープからハケで塗布していきます。
起こした状態で根元を先に塗ることでムラを防げますよ。

トナーのカラー剤が下に落ちないように、シャンプー台にラップを敷いています。

トナーで大事なのは粘性です。硬いとムラになりやすいので、少しゆるめにするほうが均一に染まりやすいですね。
全体をシャンプーするように塗布するのがポイントです!

笹原さん
今回は20Lvくらいの設定でトナーを作っていますが、5トーンのカラー剤をメインに使用しているので、色みが濃いめでアルカリも少なめの配合になるので髪の負担も少なめです。
アーカイブでは、トナーの詳しい施術や注意点などをボリューム満点でお伝えしています!(6:53~)
必見!4色を使用した青系デザインカラー

〈デザインカラーのレシピ〉
① [エドル ヨヨ] ブルー:クリア=1:30
② [エドル ヨヨ] アクアブルー:クリア=1:20
③ [エドル] NV-3:CLR-PX =1:5
④ [エドル ヨヨ] パープル:クリア=1:20
四方田
笹原さんのデザインカラーのコツは何ですか?
笹原さん
カットの段階からデザインのイメージを膨らませておくことですね。
今回のポイントはメリハリ。前髪に③ネイビーのローライトを入れるので、顔まわりには①のブルーを塗ってコントラストを出します。
ブルーのベースにブルーを重ねることで深みと立体感が出るので、中間〜毛先まで塗布していきます。

レイヤー部分にも、①のブルーを入れて立体感を出します。
中間から入れる部分と毛先中心に入れる部分を分けることで、デザインにメリハリがつきます。

耳にかけたときに見えるように、中間から②水色寄りのブルーを入れます。

前髪には、厚みの半分をとってハイライトチップで③ネイビーを入れます。
前髪全体を暗くせず、ローライトのような立体感を出せますよ。

顔周りとサイドの間のレイヤー部分には、前髪と同じ③ネイビーのローライトを入れます。
間に濃い色を入れることで、両方のカラーがより引き立ちます。

バックの表面は、毛先5㎝ぐらいに①ブルーを入れていきます。

中間はハイライトチップをとり、③ネイビーで塗っていきます。
こちらもローライトでメリハリですね。


最後に④紫を入れていきますね。
青と青の間の毛を細く取って、巻いたときにポイントで見えるように入れます。

これで完成です!10分置きます。


流す時の注意点ですが、クリア剤で薄めた塩基性カラーなので、すぐに色が移る心配はありません。ただ、泡立てすぎると流れやすくなるので、シャンプーは軽くなじませる程度でOKです。
アーカイブでは、デザインカラーの詳しい施術ポイントや注意点をたっぷり解説!(40:17〜)
レシピの考え方を学ぶ毛束検証

四方田
毛束を使って、レシピの考え方を教えてください!
笹原さん
ボードの上の毛束は、エドル ヨヨのブルーとアクアブルーで染めた毛束です。A-5をどのくらい薄めるか、毛束で実際に染めながら検証します。
今回はベースを見て、A-5:A-3=5:1にしました。
トナーは、クリア剤で薄めた毛束も確認してから決めています。 トナーを使うときは、毛束で試して“自分の目で確かめる”ことが失敗しにくいポイントですね。

四方田
かなり濃い色なんですね!
笹原さん
そうなんです。最初はクリア10倍で考えていましたが、思った以上に濃くてすごいですよね。
20倍、30倍、40倍と試したところ、40倍でもしっかり発色して驚きました。

今回はアクセントというより、動きを出すデザインにしたかったので、ブルーは30倍、アクアブルーは20倍にしました。ブリーチベースがきれいなら、クリアで薄めても発色は十分きれいです。
四方田
本当ですね!ベース作りの大切さがわかります。

笹原さん
サロンワークで時間があるときに、普段使わない配合やカラー剤を毛束で試すと、自信と引き出しになるのでおすすめです。
ちなみに僕はエドルのブラウンが好きです。寒色寄りのグレー感があり、ブリーチベースに使うときれいに発色し、お客様からも好評なんです。
毛束で検証するときのポイントやエドルの魅力はアーカイブでチェック!(1:34:0~)

ムラなし!ブルー縛りデザインの仕上げ
四方田
ブルー可愛い!根元もきれいに染まってますね。ムラもなくてすごい!
笹原さん
ルベルさんの、ザ・モイ グロウオイル ブリンクヴェールをつけてドライしていきますね。いい香りでお気に入りなんです。


ザ・モイ グロウオイル ブリンクヴェール
55mL/¥3,960 ※価格はメーカー希望小売価格(税込)です
(引用元:LebeL公式HP)
ドライ後



笹原さん
巻くとデザインがより可愛く見えるので、巻き仕上げがおすすめです。
デザインを入れたレイヤー部分はしっかり巻き、バックは控えめに。サイドは毛先のデザインを際立たせるように巻きます。



根元はストレートアイロンを使います。

笹原さん
この状態で、ザ・モイのリュクスオイル モダンデュウをもみこんであげるような感じでつけていきます。こちらもすごくいい香りですね。

ザ・モイ リュクスオイル モダンデュウ
55mL/¥3,960 ※価格はメーカー希望小売価格(税込)です
(引用元:LebeL公式HP)
アーカイブでは、巻き方やスタイリングのポイントなどボリューム満点でお伝えしています。 (1:51:18~)

完成!After解説

笹原さん
完成です!
四方田
巻くとさらにデザインカラーがわかりやすいですね!

笹原さん
今回は、ベースのブルーを活かすために、毛先や中間にはクリアで薄めたブルーを使用。
濃いネイビーを入れてメリハリをつけ、前髪にはローライト、毛先にはデザインカラーを配置しました。

最後に

笹原さん
本日は2時間でトナーとデザインカラーを施術しました!
トナーは失敗しやすいイメージがありますが、カラー剤の選び方や薄め方などポイントを押さえれば時短でもきれいに仕上がります。
ルベルさんのカラー剤は染料が濃いめで使いやすいものが多いので、ぜひ皆さんも試してみてください!
アーカイブはこちら
ライブ動画では、記事には載せきれなかった視聴者からの質問にもたくさん答えていただいています!ぜひご覧ください!
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いかがでいたか?難しいと言われているブルーのデザインカラーのコツがたくさんありましたね。トナーのやり方も分かりやすく、明日からのサロンワークに活かせそうですね。エドルは色が濃く発色もきれいで私も使ってみたくなりました!皆さんもぜひ明日からのサロンワークに取り入れてみてください!









