白髪はあなたのデザインを待っている

白髪の場所によって相性のいいデザインは大体絞られてきます。以下に白髪の場所ごとに相性のいいデザインを紹介します。

頭頂部、チラホラ白髪には

頭頂部の白髪と相性のいいデザインは

  • バレイヤージュ
  • ハイライト

トップが明るくて中に影をつけるデザインだと、伸びた時に白髪のトーンに白髪の先があれば目立ちにくくなります。

もみあげ、フェイスライン、こめかみ白髪には

1番気になる部分なので、しっかりとこの部分はトーンを上げておくのがおすすめです。相性のいいデザインは

  • 顔まわり極細ハイライト
  • インナーカラー+フェイスフレーミング

この辺りがおすすめで、お客様の希望やライフスタイルによってデザインを組み合わせたりとできる幅がかなり広がります。前髪の有無や長さに合わせて組み立てるのが、顔馴染みのいいデザインカラーになります。白髪率が上がってくると一度どこかのタイミングで、グラデーションの下地を作っていくことでバレイヤージュに持っていけるので、それも可能な履歴を僕は作るようにしています。

白髪率85%以上には

ほとんど白髪の場合は、かなり綺麗になれます。白髪染めからの移行は、フルブリーチがおすすめ。残留を取ることができればブリーチなしカラーでなんでも好きなカラーを楽しめるようになります。一つだけ気をつけたいのは、エイジング毛だということ。無理に負担をかければ残留以上に扱いにくいダメージになります。期待が大きい分、お客様はかなりショックを受けて悲しくなります。

ブリーチする前に残留で注意したい履歴は、ヘナ・マニキュア・セルフカラートリートメント。

  • ・ヘナはブリーチで取れないので施術前に確認必須
  • ・マニキュアは専用リムーバーが必要
  • ・セルフ白髪染めトリートメントは、かなり頑固なので様子を見ながら施術

読者の皆様には、僕と同じ轍を踏まないように参考にしていただければ嬉しいです。

プロフィール

くどう れいじ

1998年3月14日生 奈良県出身

16歳から通信制美容学校と通信制高校に行きながら美容室で勤務

21歳スタイリストデビュー

白髪に特化したデザインカラーで幅広い年齢層のお客様から支持

Instagram:@reiji_0314

EDITOR’S REVIEW

白髪ブリーチは丁寧に適切に行なっていくものです。

お客様と二人三脚のデザインなので、今後を見据えた提案でカウンセリングで2回目3回目を含めたプランを伝えることが何よりも大切です。特にご新規様にはしっかりと説明する事が再来にも繋がります。