30カ国以上の美容師、美容関係者が集まった、熱気の一日「GLOBAL BEAUTY FES 2025」 

10月19日、東京・中野セントラルパークで「GLOBAL BEAUTY FES 2025」が開催されました。

主催は、原宿とロサンゼルスにサロンを持ち、20年以上にわたって日本と世界の美容をつないできた NINJA Group International 代表・山内めぐみさんです。 

 
 
 
 
 
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(引用:@ninja_group_international

山内さんが掲げたテーマは、「美容というアートは国境を越えて人を笑顔にできる。文化を超えて人と人がつながる場を、次の世代に手渡したい。」

 

その想いに共感した美容師や美容学生、メイクアップアーティスト、企業関係者など約400名が集まりました。30カ国からさまざまな人が訪れ、ステージ前には立ち見が出るほどの熱気に包まれた会場。

MCを務めたのは、「世界を旅する美容師」KO さん。(@vivakooooh

海外で働くリアルを伝える彼のトークとともに、フェスがスタートしました。

7名が登壇!グローバルトークセッション

最初のセッションには、世界で活躍するトップアーティスト7名が登壇。まさに“美容の最前線”を知る豪華メンバーがそろいました。

それぞれのステージでの経験や考え方、 「世界で通用する美容とは?」というテーマについて語り合いました。

 

🇺🇸 James Vincent (ジェームズ・ヴィンセント)氏

NYを拠点に活躍するメイクアップアーティスト@jvincentmakeup

国際的に活躍するジェームズさんは、「成功の鍵は“情熱を共有する力”」と語りました。たとえ誰も信じてくれなくても、自分だけは自分を信じること。そして、学び続ける姿勢こそがプロをつくる。SNS時代だからこそ、ユニークで本物であることが大切だと話しました。

「自分のスタイルを見つけ、堂々と発信すること」

その言葉は、美容師として生きるすべての人に響くメッセージですね。

 🇯🇵 Alipay(アリペイ)氏

唯一無二の”進化系ウルフカット”で注目のトップスタイリスト|@alipee6

ALLY TOKYO 代表であるアリペイさんは、原宿カルチャーを世界へ発信することを使命に活動。

「SNSは現代のアートギャラリー。情熱を持って作品を発信し続ければ、必ず共感する人が集まる」と語りました。

AIが進化する今だからこそ、「英語による本当のコミュニケーションは価値を失わない」とし、スタッフ教育にも力を注いでいる様子を伝えられていました。

 🇬🇧 Heffy Wheeler (ヘフィー・ウィーラー)氏

世界的ヘアカラーアーティスト@heffyx

イギリスの小さな町から世界的アーティストへと成長したHeffyさん。原点は、母のキッチンにあった一脚の椅子と鏡、そして“夢を信じる心”。

 「お金も、有名な友人もいなかった。でも、ヘアとカラーへの情熱だけは誰にも負けなかった」と振り返りました。

SNSを通して作品を発信し続けた彼女は、やがて世界が注目する存在へ。

「誰も見ていなくても、自分を信じることから始まる」

今では世界各地で教育活動を行う彼女。それでも原点を忘れない姿に、会場中が心を打たれていました。

 🇬🇧 Sharon Brigden (シャロン・ブリグデン)氏

グローバルPRのエキスパート@sharonbrigden

「今、日本の美容はとても良い状況にある」と語るSharonさん。

ヨーロッパでは日本のビューティー市場が拡大しており、2030年には約4,500億円規模に達する見込みだそうです。日本の強みは“信頼”。確かな技術力が高く評価されています。

また、ヨーロッパは国ごとに文化が異なるため、「信頼できるパートナーを見つけ、自分たちらしい戦略で挑むことが大切」と話しました。

 🇯🇵 NANAMI (ナナミ)氏

世界を“カワイイ”で染めるヘアアーティスト@nanami__hair

海外からのファンも多いALLY TOKYOのNANAMIさん。

「自分が“かわいい”と思えるスタイルを大切にしている」と話しました。

デザインカラーとヘアアレンジを組み合わせ、誰とも被らない唯一無二のデザインを追求。ファッションや音楽など、さまざまなカルチャーからインスピレーションを得ながら、目に留まり、心に残るスタイルを意識しているそうです。

 🇯🇵 HAYATO (ハヤト)氏

国際派ヘアサロン「HAYATO SALON」オーナー@hayatotokyoroppongi

「鍵は情熱と教育、そして日本の技術力」 そう語るのは、世界3都市でサロンを展開するHAYATOさん。ニューヨークでの衝撃的な経験をきっかけに海外進出を決意し、英語教育や海外研修など、挑戦できる環境づくりを整えてきました。

髪質や文化の違いを学びながら技術を磨き続け、「日本の丁寧な技術とおもてなしの心こそ、世界で選ばれる理由」と語られていました。

現在はヘッドスパ文化を中心に新たな展開を進めており、「今の活動は恩送り。美容と言葉の力で人を救いたい」という言葉に、会場全体が静かに引き込まれました。

世界を魅了するメイクの瞬間 ― ロンドン・ニューヨーク・パリをつなぐ美の共演

ステージのライトが灯った瞬間、会場の空気が一変。

「皆さん、一緒にこの興奮を共有していきましょう!」という声とともに、世界のファッションウィークで活躍するアーティストたちによるライブメイクショーが始まりました。

ロンドン、ニューヨーク、パリ——それぞれの都市を象徴するスタイルを一度に体感できる、貴重な時間です。

 

最初に登場したのは、ニューヨークを拠点に活躍するジェームズ・ヴィンセント氏

「すべてのメイクは肌から始まる」という信念のもと、マットとツヤを巧みに使い分けたベースメイクを披露しました。

3色のファンデーションを重ねながら、光と影のコントラストを描き出します。

「明るい色は顔を前に出し、暗い色は引き締める」 その言葉どおり、ブラシが動くたびにモデルの表情が立体的に変化していく様子に、会場から感嘆の声が上がりました。

(引用:@ninja_group_international

続いて登場したのは、カラーアーティストのヘフィー・ウィーラー氏

 

彼女が提案したのは、柔らかく溶け合うようなパステルトーン。トップに淡い色を重ね、自然なブラウンへとつなげる繊細なグラデーションは、なんと4時間かけて仕上げたもの。

「髪の色は、私たちの個性そのもの。カラーは自分を表現する手段。」

「メイクは何かを隠すためのものではなく、表現するためのもの。」

その言葉に、会場の多くの美容師がうなずいていました。

歓声とともに迎えたフィナーレは、まさに“表現としての美しさ”を体現した圧巻のステージ。

最後にHeffy氏は、 「日本のスタイリストとコラボして、自分のカラーとスタイリングを掛け合わせた作品を作りたい。」 と語り、日本の美容師たちへ熱いラブコールを送りました。

原宿から世界へ!Alipay 氏・NANAMI 氏による特別ステージ

原宿の人気サロン ALLY TOKYO代表のAlipay氏NANAMI氏 による特別ステージでは、“着物×ヘアアレンジ”を融合させたライブパフォーマンスが披露されました。

その隣で、Alipay氏は語ります。

「うちのサロンは“ウルフカット・デザインカラー・外国人集客・ヘアアレンジ”を軸にブランディングしています。 原宿カルチャーの発信地として、いつも“面白そうだからやってみよう”という精神で挑戦しています。」

ふたりのトークを交えながら進むライブは、まさに原宿らしい自由でエネルギッシュな空間でした。

 
 
 
 
 
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(引用:@nanami__hair

一人で海外に行く勇気が人生を変える

ステージ後半では、Alipay氏が美容学生からよく聞かれるという質問に触れました。

「海外で働くには、どうすればいいですか?」その問いに、彼はいつも「まずは一人で海外へ行ってみよう。」 と答えるそうです。

 

「誰かと一緒だと頼ってしまう。でも一人なら、すべて自分で考えて、決断して、行動しなきゃいけない。その経験こそが“生きる力”を育ててくれるんです」

「人としての深みや柔軟さは、失敗や理不尽の中でしか育たない。」と語りました。

これからの美容は「国境を越える時代」へ

ふたりは最後に、これからの美容業界に欠かせない視点としてインバウンド市場の拡大を挙げました。

2030年には外国人旅行者が現在の3倍に増える見込み。「若年層が減る日本では、外国人のお客様との関係づくりが未来を左右する」と分析します。

 

そしてNANAMI氏。

「英語が話せなくても、特化した技術と世界観があれば海外で通用します。」

そのまっすぐなメッセージに、多くの学生や若手美容師たちが勇気をもらっていました。

(引用:@ninja_group_international

まとめ

 
 
 
 
 
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この一日を通して感じたのは、 “技術×語学×文化発信”という新しい三本柱の必要性です。

James氏は「表現としてのメイク」を、Heffy氏は「色で語るアート」を、 そしてAlipay氏とNANAMI氏は「和の再構築」を見せてくれました。

 

世界で活躍するための第一歩は、 昨日より一歩、自分のサロンを世界に開くこと。

SNSの一投稿、英語の一フレーズ、新しい技術の提案。

その積み重ねが、未来の“グローバル美容師”をつくっていくのだと感じました。 

 

主催:NINJA Group International🌏

@ninja_group_international

EDITOR’S REVIEW

海外と日本を繋ぐ架け橋となった「GLOBAL BEAUTY FES」。普段関わることが少ない世界の美容に触れ、新しい発見をされた美容学生さん、美容師さんも多かったはすです。どの国であっても【表現を追求する】という、美容師さんの軸を強く感じられた貴重な1日でした。この記事が、皆さんの勇気や新しい発見に繋がれば嬉しいです。BTは、海外へチャレンジしたい美容師さんの夢をこれからもどんどん応援していきます🌏!