本日の見どころは6色使いのデザインカラー!

四方田

昨年大人気だった“エドルレンジャー”が2代目として帰ってきました!

今回は“緑レンジャー”として活動されている「いろあそび」代表のKUMAさんにご登場いただき、デザインカラーの極意をたっぷり解説していただきます!

KUMAさん

今日は LebeL(ルベル)さんのエドル ヨヨ(塩基性カラー) を使って、カラーデザインの楽しさを感じてもらえるようなスタイルをつくっていきます。

デザインのポイントや、複数色を使う際の塗布方法、そしてエドル ヨヨを実際に毛束で検証した結果もお伝えしていきますので、ぜひ楽しみにご覧ください!

 

ーーエドルレンジャーとは?

カラーの楽しさやエドルの良さを伝えるため、5名の美容師さんで結成されました!

1年間の活動を行い、3月にはオフラインセミナーが開催予定です。2代目エドルレンジャーについてはこちらの記事をチェック☆

美容師さん紹介

KUMA 氏|いろあそび 代表

@kkkkk0420_iroasobi

インスタフォロワー6.1万人。会員数300人越えオンラインサロン【KUMAラボ】運営。カラー剤を600種類以上検証し全てデータにまとめ、全国でセミナー講師も務める。八王子と町田でブリーチ特化サロンいろあそびを2店舗経営。 

モデルさんのbeforeとデザインの説明

〈モデルさんの髪の状態〉

・根元は18.5Lv

・毛先は19Lv

・抜きっぱなしの状態なのでオンカラー履歴はなし 

KUMAさん

今回はエドル ヨヨ をメインにデザインしていきますが、実はエドルのアルカリカラーもとても発色が綺麗なんです。その魅力もお伝えしたいので、デザインの中に組み合わせて使っていきます。

具体的には、表面と内側をアルカリカラーで染め、中間部分にはエドル ヨヨを使用。少し複雑で奥行きのあるデザインに仕上げていきたいと思います。

【重要】カラー前のブロッキングのコツを解説!

〈KUMAさん流ブロッキングのポイント〉

耳下の髪=インナーカラー部分

・前上がりでスライスを取るのがポイント

 

スライスの方向

・まっすぐ取ると全体のバランスが崩れやすい

・頭の丸みを意識し、後ろに向かってやや下がるイメージで取る

表面のブロッキング

・今回は1センチ幅のカバーリングで設定

 

表面の髪の取り分け方のコツ

・分け目が真ん中の場合 → そのままでOK

・分け目がずれている場合 → 普段の分け目を中心にする

・“真ん中に固定する”のではなく、お客様が自然に分けている位置に合わせる

・必要に応じてお客様に確認する

本日のカラーレシピ

〈表面のレシピ〉

Be-11:クリア2倍 : V-11 10%

 

〈デザインに使用する薬剤〉

[エドル ヨヨ] イエロー(単品)

[エドル ヨヨ] ポップミント(単品)

[エドル ヨヨ] アクアブルー:クリア10倍

[エドル ヨヨ] ピンク:クリア10

[エドル ヨヨ] バイオレット (ピンク:ブルー=1:1:クリア7倍)

[エドル ヨヨ] ダークトーン(グリーン:レッド=2:1)

エドル ヨヨ〈化粧品/染毛料〉120g 全12色

あざやかなハイトーンも思いのまま、多様な色表現をかなえる塩基性カラー

(引用元:Lebel公式HP) 

エドルn〈医薬部外品〉

「赤み」を消し、髪の芯から発色。
透明感のある色みが続くヘアカラー。

(引用元:Lebel公式HP) 

 

KUMAさん 

表面とインナーカラーの部分は Be-11を薄めた、「少し白っぽいベージュ」で染めていきます。

このエドルの Be-11 は僕にとって本当に替えがきかない、少し特殊な色みです。

黄色みのあるベージュ系なのですが、薄めても可愛く仕上がるので、今回はクリアで倍に薄めて使用していきます。

KUMAさん

今回は塩基性カラーがメインですが、エドルのアルカリカラーもおすすめです。

個人的に良いと思う点は二つあって、一つ目はパワー。過去カラーの残留や少しオレンジっぽく抜けた髪でも入りやすく、色みを整えてくれます。

二つ目は色み。エドルならではの、他では出せない綺麗な色みが多く、ブリーチのムラがあってもいい感じに発色してくれるので、とても頼りになるカラー剤なんです。 

 

今回の施術のように、アルカリカラーと塩基性カラーの両方を使う場合は、基本的にアルカリカラーから先に塗布します。

理由は、アルカリカラーは約20分放置が必要で、後から塗布すると発色に影響が出る可能性があるからです。

アルカリカラーの部分が塗布できたので、今回は縦スライスでデザインを入れていきます。 

エドル ヨヨは薬剤が柔らかくて塗りやすいです。

基本的には濃い色みの薬剤が多いですが、元々薄い色みのラインもあるため、お客様に合わせて選択しやすいですよ。 

 

〈デザインカラー塗布のポイント〉

 ⒈デザインカラーは時間がかかるので、まず大事な顔周りから塗布

 

⒉縦スライスで塗ることで、失敗が少なく自然なグラデーションに。

横スライスはラインがぱつっと出やすいため注意する。

 

色の間に黄色を少量入れ、光のようなニュアンスを出す。

これだけでキラッとした表現が可能。 

 

ハケを立て、ほうきで掃くように動かして色をぼかす

縦スライスで塗れば、下ろした時に髪のズレで自然に馴染む。

心配な場合は髪を少し持ち上げて塗布するとより安心。 

 

KUMAさん

塗布終了後は、5分放置して流します。

 

💡 さらに詳しい塗布方法はアーカイブでチェック!(19:22〜) 

 

デザインの幅はどう広める?

KUMAさん

デザインカラーのインスピレーションは、Instagram自然界から得ることが多いです。自然界には思いもよらない色の配合をしている生物が多く、配色の勉強になります。

デザインカラーには正解がないので、自分の中に配色の引き出しを多く持っておくと、より自由にカラーを楽しめると思いますね。

エドル ヨヨの色みを毛束検証!

KUMAさん

エドル ヨヨの毛束検証 を行いました。

 

上:ブリーチ毛に対して、単品の発色

下:染色直後、ブリーチを使用しての脱染具合

 

塩基性カラーはブリーチでは落とせない場合もありますが、日常生活での自然褪色では意外と落ちたりもします。

また、クリアで10倍に薄めた毛束の検証もいくつかしているので、それもあわせて解説していきますね。

同じ「クリア10倍」でも色ごとに見え方や濃さが全く異なるため、事前の検証が重要です。

ブルー(KUMAさん一押し)

単品

・非常に濃いブルー(アルカリ・塩基性含めても珍しいレベル)

・濃いのに残留しづらく、使いやすい

 

クリア10倍

・アクアブルーよりもはるかに濃い

 

混色パターン

ウルトラピンク1:ブルー1 → まだ青寄り

ウルトラピンク2:ブルー1 → まだ青寄り

ウルトラピンク10:ブルー1 → ようやく紫っぽさが出る

→ ブルーの強さが際立つので配合比率に注意が必要

 

ネオンライム

単品

・蛍光感のある黄緑

・構成自体が薄めなので、KUMAさんは単品で使用することが多い

 

レッド

単品

・濃く鮮やか

 

クリア10倍

・しっかり発色が残っているように感じる

・ブルーと並んで最も色素が濃い構成

 

ウルトラピンク

単品

・濃く鮮やかなピンク

 

クリア10倍

・まだ濃さを感じる(他色より濃く見える)

・イエローを少量混ぜると柔らかい淡ピンクに見えやすい

 

イエロー

単品

・自然褪色すると金髪に戻るので、残留が少なく次回のカラーに影響が出にくい

 

オレンジ

単品

・濃く見える

 

クリア10倍

・思ったより淡く感じる

 

ホワイトラベンダー

単品

・ホワイト系にしたいときにはとても使いやすい色み

・毛束で見るより少し薄めの仕上がりになる

 

クリア10倍

・トリートメントやクリアで薄めて使うことが多い(クリアを10倍にしてシャンプー剤で混ぜると、金髪ベースを白っぽく仕上げやすくなる)

 

グリーン

単品

・しっかり濃い緑

・エドル ヨヨのグリーンはしっかり濃く、鮮やかに発色しやすいのが特徴

 

クリア10倍

・やや黄緑寄りに変化 

 

アクアブルー

単品

・ターコイズ寄りのブルー

・青より少し水色寄り

 

クリア10倍

・ラムネのような淡い水色に変化

・かわいらしい色感

 

ポップミント

単品

・淡いミントグリーン系

・アクアブルーより少し薄め

・ネオンライム同様、もともと薄い色設計のためKUMAさんは単品使用が多い 

 

 

【必見】KUMAさんによる毛束検証の全解説はこちらから!

・エドル ヨヨ 単品の解説(6:00~) 

・クリアで10倍に薄めた場合の解説(1:00:32~

・補色で広がる塩基性カラーの遊び方(1:23:45~

・エドルの推しアルカリカラー解説(1:27:08~

デザインカラーの流し方・シャンプーのポイント

KUMAさん

デザインカラーの施術後、「色が混ざらずに流せますか?」という疑問がよくあります。

基本的には、混ざることを前提にレシピを作るのがおすすめです。というのも、自宅でシャンプーをした際にも多少は混ざるため、完全に分けることを意識しすぎなくても良いかなと思うんです。

ただし、分けやすいデザインの場合は、流す順番を工夫したり、先に一部の薬剤を落としてから全体を流すと、仕上がりがより美しくなりますよ。

ブリーチ毛のシャンプーの際は、リラクゼーションよりもダメージ防止を優先しましょう。

こすらずに素早く洗うことで、摩擦による切れ毛を防ぎ、髪を守ることができます。

 

気になるデザインカラーのシャンプー方法はアーカイブをチェック!(1:07:15~

個性的で天才的なデザインカラーの完成!

KUMAさん

シャンプーが終わりました。

ひとつポイントなんですが、髪が濡れている状態で写真を撮っておくのもいいですよ。

四方田

めちゃくちゃ可愛いです!!! 

 

KUMAさん

今回は32ミリのコテで、最近トレンドのスタイリングであるフォワードに巻いていきます。

後でリバースを付け加えて、仕上がりはこんな感じです! 

まとめ

KUMAさん

デザインカラーって、派手になればなるほど挑戦するのに勇気がいりますよね。

でも エドル ヨヨ は色みが豊富で、狙った発色が出しやすいので、お客様への提案もしやすいんです。

アルカリカラーも本当に万能で、どんなシーンでも活躍してくれるので、ぜひ皆さんに使ってみてほしいですね。

 

 

ライブのアーカイブはこちらからご覧いただけます!

 
 
 
 
 
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EDITOR’S REVIEW

とても素敵な仕上がりになりましたね!アルカリのベージュと合わせた絶妙な多彩な色合いが、デザインの強みだと感じました!そして発色や色みのバリエーションの豊富さは、デザインカラーを極める上で役に立つアイテムになりそうです。KUMAさんの毛束検証の内容も見逃せませんね。ぜひこの機会に、エドルのカラー剤を試してみてください☆